札幌・西警察署は2024年11月21日、未成年者に入れ墨を彫ったとして、北海道青少年健全育成条例違反の疑いで、札幌市中央区に住む彫り師の男(36)を逮捕しました。
(根本記者)「これらが現場からの押収品です。施術に使ったとみられる台のほか、照明器具やスマートフォン、そして30を超える塗料などが並んでいます」
男は2024年7月10日、札幌市中央区にある店舗で、相手が18歳に満たない青少年であることを知りながら入れ墨を施した疑いが持たれています。
北海道青少年健全育成条例第39条では「何人も、青少年に対し、入れ墨を施してはならない。」と定められています。
警察によりますと、被害に遭ったのは札幌市西区の女子中学生で、腕に花柄の入れ墨を彫られたということです。
7月中旬、関係機関から警察署に連絡があり、男の特定や事実関係の精査を進め、4か月越しの逮捕となりました。
調べに対し男は、「入れ墨を入れたのは間違いないが、年齢は確認していなかった」と容疑を一部否認しています。
警察は女子中学生に入れ墨を彫った経緯を調べるとともに、ほかの未成年者にも同様の行為を繰り返していなかったかどうか、余罪についても追及しています。