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歌いながら予防⁉ 注射に代わる「痛くないワクチン」も! 流行期のインフルエンザ…どう防ぐ

STVニュース北海道 2024年11月25日 16時8分

道内では札幌などでインフルエンザの流行期に入りました。

注射針を使わない「痛くないワクチン」の接種が広まっています。

札幌・東区の内科小児科クリニックに、5歳のそうたくんがインフルエンザワクチンを受けにきました。

(吉岡記者)「注射を受けたことはありますか?」

(そうたくん)「はい。チクってするのがやだ」

そんな注射が怖い子どもたちに今シーズンは朗報がー

今シーズンから始まったのが、鼻にノズルを差し込んでスプレーを噴射するタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」です。

(石田内科小児科医院 石田淳一院長)「従来のワクチンだと痛がるお子さんが多いというのと、2回打つ小学生以下のお子さんは2回接種になってしまうのでお母さんの手間が増えてしまう。点鼻だと1回で終わりますし、痛くないというのが大きなメリット」

接種の対象は2歳から18歳までで、12歳以下の子どもでも1回の接種でワンシーズン効果が続くとされています。

価格はこのクリニックでは7500円と従来の注射型より高額ですが、この2か月間ですでに200人以上が接種しているといいます。

そうたくんも初めての「鼻からのワクチン接種」です。

(石田内科小児科医院 石田淳一院長)「痛くないんだよ。ちょっと上向いてせーのでピュ、おっ大丈夫?もっかい せーのでピュ、大丈夫でしょ?注射よりいいでしょ」

この日は泣くことはなくワクチン接種が終わりました。

(そうたくん)「注射よりまだマシだった」

(そうたくんの母)「(注射の時は)5分ぐらい看護師さんとしゃべって「頑張ろっか」みたいな感じから始まり。(今回)すごくスムーズでよかったです」

道内の小中学校では今月、今シーズン初めてのインフルエンザによる学級閉鎖がありました。

また、保健所別定点当たりの1週間の患者報告数は、札幌市で1.33人と流行開始の目安を超えたほか、静内では13.67人と注意報が発令されるなど、感染は広がりつつあります。

感染の予防に欠かせないのが手洗いです。

「手の汚れの見える化」を研究する専門家を訪ねました。

まずは記者の手の汚れを測ってみると・・・

(吉岡記者)「1万6383ですね」

(札幌医科大学医学部衛生学講座 大浦麻絵さん)「まあまあきれいだと思います」

小学校や中学校で計測すると、汚れの数値は5万や6万にのぼることもあるといいます。

2000以下がきれいな状態です。

正しい手洗いについて聞きました。

(札幌医科大学医学部衛生学講座 大浦麻絵さん)「まず手のひら・手の甲・指の間・指先・親指・手首です」

手を洗う時間は「ハッピーバースデーの歌」を2回歌うのが目安だといいます。

(吉岡記者)「ハッピーバースデートゥーユー」

手洗いをして再び数値を測ってみました。

(吉岡記者)「1904です」

(札幌医科大学医学部衛生学講座 大浦麻絵さん)「すばらしい」

(札幌医科大学医学部衛生学講座 大浦麻絵さん)「感染症から身を守る1つの方法は手洗いです。皆さんちょっと水が冷たくなりますけれども、がんばって手洗いしてください」

道内でも流行の兆しがみえてきたインフルエンザ。

感染を防ぐには予防策の徹底が重要です。

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