札幌のランドマーク「さっぽろテレビ塔」の高さが3メートル縮んでいたことが分かりました。
さっぽろテレビ塔に一体なにがあったのでしょうか。
札幌のシンボル「さっぽろテレビ塔」です。
塔の足下ではミュンヘンクリスマス市が開催され、多くの観光客らが集まる中。
(札幌市民)「え!?どういうこと?」
(岩見沢市民)「ちょっとサギってた、高く見積もってたのかな」
テレビ塔の“高さ”について驚きの声が上がりました。
(山本記者)「なかなか注目することのないテレビ塔の先端部分ですが、過去に撤去されて高さが低くなっていたということです」
1956年にテレビ放送の電波発信を始めたテレビ塔。
1964年には東京オリンピックの聖火が運ばれるポイントになるなど、札幌・大通の顔として存在感を示しました。
運営会社によりますと、テレビ塔は完成時は高さ147.2メートルでしたが、2005年3月にアンテナの先端3.2メートルが不要となったため撤去に。
その結果、高さは144メートルに変わり、ホームページでは知らせていたものの、積極的な周知はしてこなかったといいます。
実際、撤去後の2013年の札幌市中央区の広報には、高さ「147.2メートル」との記載が。
過去のSTVのニュースでもー
『全長147.2メートルの「さっぽろテレビ塔」』
高さ147.2メートルが公の記録となっていました。
(岩見沢市民)「そう言われても大きいなーっていうのには変わりない」
(岩見沢市民)「すてきだから」
さっぽろテレビ塔は国の登録有形文化財に近く登録される運びとなり、いままた注目されています。
運営会社は「これを機会に144メートルと覚えてほしい」としています。