札幌・すすきののビルで男女４人がけがをした放火事件で、被害にあった女性が、火をつけたとみられる男性と「別れ話で揉めた」などと警察に相談していたことが分かりました。
この火事は２６日午後３時ごろ、札幌市中央区南５条西３丁目のビルの２階にあるガールズバーで発生し、２０代から５０代の男女４人が病院に搬送されていて、このうち４１歳の男性が意識不明の重体です。
重体となっている男性とけがをした従業員の２０代女性は交際関係にあったとみられていて、警察によりますと１１月７日、女性が「別れ話で揉めた。彼氏が暴れた」などと、警察にトラブルを相談していたということです。
相談を受けた警察は翌日の８日、男性に対して口頭で注意し、男性は「反省しています」などと話していたということです。
41歳の男性は当時バケツを持ち込み、中にはガソリンが入っていたとみられていて、警察はこの男性が火をつけたとみて捜査しています。