寒さが本格化するこの季節、気になるのは空気の乾燥です。
家電量販店やドラックストアでは、乾燥対策のグッズが大人気となっています。
(金澤記者)「空気が乾燥し、肌に潤いが欲しくなるこの季節。家電量販店では加湿器が人気です」
札幌市内の家電量販店にズラリと並ぶ加湿器。
この日も店には加湿器を買い求めようという人たちが訪れていました。
(客)「のどががらがらになっちゃって、ないとまずいなと思って」
(ヨドバシカメラ マルチメディア札幌 白鳥拓夢さん)「最近おすすめの加湿器といたしまして、スチーム式が数多く売れている人気商品。出てくる水蒸気があたたかいので部屋が寒くなりにくい」
スチーム式の加湿器は、内部のヒーターで水を沸騰させて出る蒸気によって加湿する仕組みで、構造がシンプルなことから手入れも簡単です。
(ヨドバシカメラ マルチメディア札幌 白鳥拓夢さん)「部屋が乾燥していると肌荒れの原因だったり、のどがいがいがする部分から風邪につながってしまうので、健康を気遣うためにも買う人が多くいる」
マチの人たちがとくに頭を悩ませていたのは、お肌の乾燥です。
(札幌市民)「子どもがちょっと乾燥肌で、顔とか背中とかをかいてしまう」
(札幌市民)「10月くらいから乾燥肌になりがち。かさかさになってしまう。水仕事するときにあかぎれになってしまうので気になる」
乾燥対策として欠かせないものといえば、ハンドクリームです。
2024年の人気のポイントは“香り”です。
(アインズ&トルペ ココノススキノ店 木村百花副店長)「香水シャンプーとして人気のプルントから、新しくハンドクリームが発売になりました」
たとえばこちらはホワイトフローラルの香りが特徴。
(鷲見記者)「本当にお花の華やかな香りがしますね。あまり甘すぎなくてすごくいい香りです」
ほかにも、リラックス作用のあるハーブの香りのハンドクリームが一番人気だと言います。
(アインズ&トルペ ココノススキノ店 木村百花副店長)「気分をリラックスさせたりする効果のあるハンドクリームが多いので、気分転換に塗る方も増えているのではないかなと感じています」
2024年はただ保湿するだけでなく、美白など美容効果も期待できる“一石二鳥”なハンドクリームが売れているということです。
そもそも、なぜ冬は乾燥しがちになるのでしょうか。
気温が下がると、空気中に含むことができる水分量が少なくなります。
そのため同じ「湿度50%」でも、寒い冬は空気中の水分量が少ないため乾燥してしまうのです。
その影響で皮膚の表面にあるバリア機能が壊れると、さらに皮膚から水分が失われてしまうといいます。
皮膚科の医師は、スキンケアには大切なポイントがあると話します。
(たけだ皮膚科スキンケアクリニック 武田修院長)「保湿剤をたっぷりつける方が多いんですけど、保湿剤は湿度を保つためのものなので、水分として顔に使うような化粧水を先に皮膚に足してあげる。それを保つための保湿クリームをマメに塗る」
お肌の乾燥が気になり始めたこの季節。
加湿器にクリームなど、自分に合った対策で冬を乗り越えたいものです。