まもなく師走です。
クリスマスやお正月を楽しむ食材の買い出しも頭をよぎるころですが、12月もまた値上げが続くようです。
札幌市北区のスーパーです。
10月にはペットボトル飲料など、2024年で最も多い2911品目の値上げとなりましたが、12月の値上げはどうなるのか伺いました。
(記者)「12月の値上がりは?」
(マルコストアー 山川悟史社長)「12月はデパートやスーパーも繁忙期に入るので、値上げは年間で一番少ない月になっています」
(記者)「例えばどんな商品が値上がり?」
(マルコストアー 山川悟史社長)「こちらにいま並べてあるクッキー。(クッキーは)105円で販売しているが、12月からは116円まで値上げになります」
帝国データバンクによりますと、12月は「パックごはん」など109品目の価格が値上がりとなるということです。
その一方でー
(記者)「年末年始に使われる餅は?」
(マルコストアー 山川悟史社長)「餅に関して、ことしは去年並みの価格で販売できる予定です」
秋にはコメ不足からいわゆる「令和の米騒動」が起こり、コメの価格高騰や品薄状態が続きました。
12月にもっとも販売量が増え、コメをつかっている餅の価格が平年並みの理由はー
(マルコストアー 山川悟史社長)「切り餅関係は去年とれたもち米の原料を使っているので、ことしはなんとか例年並みの価格で販売できるかなと。来年は値上げになるかなと。20%前後の値上げは予想しています」
こちらのスーパーでは、2025年の冬は餅の価格が1袋120円から150円くらいの値上げ幅になる見込みだということです。
そして、12月に1年でもっとも消費量が増えるという「海苔」の価格は?
(記者)「ことしの価格は?」
(マルコストアー 山川悟史社長)「去年と比べると海苔に関しては30%以上の値上げ。ことしはかなり不作だったので、去年と比べると大幅な値上げです」
(記者)「値上げの時期はいつまで?」
(マルコストアー 山川悟史社長)「来年の春先(4~5月ごろ)に新海苔がとれてからでないと状況の変動はないと思います」
こちらのスーパーでは、海苔の価格が2023年と比べて300円以上も上がった商品もあるということです。