J 1リーグ第37節 前日に他会場の結果によりJ 2降格が決まった北海道コンサドーレ札幌は、優勝争いをしている3位・サンフレッチェ広島とアウェイで対戦。
試合は序盤から広島に主導権を握られ、前半8分。
右サイドからのクロスをダイレクトで合わせられ、先制を許します。
追いつきたい札幌は前半12分。
右サイド・近藤からボールを受けた馬場が、ペナルティエリア内からシュート!
さらに前半20分。
左サイドを浅野が突破し、クロスに鈴木武蔵!
ゴールとはならずも、札幌が徐々にチャンスをつくります。
すると前半42分。
右サイドを連携で崩し、近藤がポケットからクロス!合わせたのは鈴木武蔵!
エースがしっかり決めて、札幌が試合を振り出しに戻します。
しかし、前半アディショナルタイム。広島のフリーキック。
ゴール前へのクロス性のボールが直接決まり、再びリードを許してしまいます。
後半になると、広島の強力な攻撃陣を前に立て続けに失点を許し、1対5で敗れました。
試合後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は記者会見で、自らの進退について「95%、私は監督としてのキャリアを終えるだろう。札幌を率いることがないということは、もう確定している」と述べました。
(荒野拓馬主将)「(降格については)残念だし、悔しい気持ちでいっぱい。1年間積み上げてきたものの結果。整理するのは難しいが、受け入れなければいけない。このエンブレムに誇りを持ってくれているサポーターがいる。そういう人たちのために最終戦は歯を食いしばって、勝利を目指して戦いたい」
(鈴木武蔵選手)「気持ち的には難しい試合だった。何とか広島に勝ちたかったが、思うようなゲーム展開にならなかった。とにかく最後はホームで勝って終わりたい。自分たちらしく攻撃的サッカーで、サポーターと喜びをわかちあいたい」
北海道コンサドーレ札幌は、12月8日(日)にホーム・プレミストドームで今季最終戦(vs柏レイソル)を迎えます。