札幌市内を走る路線バス。
12月から変わったのが…
(山本記者)「11月までは210円で乗車できたバスが、12月からは+30円の240円となりました」
札幌圏でバスを運行する大手3社は、1区と2区でそれぞれ30円値上げしました。
(利用者)「とうとう上がるんだなという感じですね」
(利用者)「ちょっと痛いですね、毎日往復したら60円なので」
さらに、利用者にとって影響が大きいのが、路線バスの大幅な減便です。
地下鉄美園駅前にある北海道中央バスの停留所では、12月から同じ豊平区の西岡方面に向かう路線バスが半分ほどに減便され、2時間に1本程度になりました。
減便・値上げ後、初めて迎えた平日の朝。
改めて時刻表を確認する利用者の姿も・・・
(利用者)「2時間に1本だか3時間に1本だよって言われたから、それはだめだわって見に来たの。やっぱり不便だ」
札幌圏では12月1日のダイヤ改正で、利用者が少ない便を中心にあわせて300便以上が減便されました。
(利用者)「週に3回か4回は乗るかも。お買い物・デパートに来るのに。減便が困りますよね」
一方、札幌市内を循環する路面電車も7年ぶりに値上げされました。
12月から30円上がって230円に。
子どもは20円アップの120円となりました。
さらに、2日から変わったのが…
(阿部記者)「12月2日から従来の健康保険証の新規発行が停止され、今後はマイナンバーカードと健康保険証を一体化した、マイナ保険証の利用が進められます」
健康保険証の新たな発行が停止となり、マイナンバーカードを使う「マイナ保険証」に一本化されました。
こちらの病院では、受け付けでさっそくマイナ保険証を使う人も見られました。
(マイナ保険証で受診した人)「このあと調剤薬局に行っても昔みたいに薬手帳の番号札をもらってとか、いろいろな時間がなくなったのでスムーズに進んでいるとは思います」
(健康保険証で受診した人)「あまり必要性がわからなかったので、使わなくてもいいのかなと現行のもので動いていたので。混んでいるとも聞いているのでちょっと間に合うのかなというのが不安ですね」
(天使病院医事課 佐藤慎さん)「きょうは午前中、すごく多かったです。窓口のほうでの問い合わせがあったり、実際に進んでマイナ保険証の登録をされた方もおられます」
現在の健康保険証は最長で1年間は使えます。
国は「マイナ保険証」の登録を呼びかけているほか、マイナンバーカードがない人などは自治体から送られてくる「資格確認書」を利用するよう求めています。
バスに健康保険証など色々変わる12月、今後の生活への影響も大きいようです。