北海道内は週末からまとまった雪に見舞われ、札幌でもいよいよ今週は根雪になる見込みです。
本格的な冬をむかえるなか、体を使って楽しめる屋内施設があります。
いったいどんな場所なのでしょうか?
2024年12月9日朝の札幌市内です。
積もった雪に足元をとられないよう、注意しながら歩く人の姿が多く見られました。
道内は冬型の気圧配置が強まっている影響で、8日から日本海側を中心に雪が続き、札幌市の午後5時の積雪は8センチとなりました。
札幌では10日以降も雪が降る日が多くなるため、今週中にも根雪になる見込みです。
雪が降り積もった札幌市内の子どもの遊び場”公園”を見てみると…
市内の公園のほとんどの遊具が、冬の期間は安全面を考慮して使用できなくなっています。
そんななかで賑わっていたのが…
(山岡記者)「きゃー こちらの施設このような滑り台があるだけではなく、このようなボールで遊ぶ場所もあり、遊具も多くて広いんです」
札幌市内のこちらの屋内施設は、体育館4個分ほどの広さを誇り、雪や寒さを気にせず1日中遊ぶことができます。
ふわふわエリアには滑り台が。
さらには、サラサラ砂場やピクニックエリアまで!
子どもから大人までが楽しめる室内遊園地です。
(子ども)「あったかい」
(母)「どんな天気のときも来れるし、公園にない遊具もあるので楽しんでいます」
(従業員)「日が暮れるのも早いし、雪が降って道も狭くなったり遊ぶ場所もどんどんなくなっていくので、屋内遊園地の需要が高まるのかなというのを肌で感じています」
冬に外で遊びずらい環境の北海道。
2024年11月、文部科学省が発表したデータで明らかになったのが、道産子たちのある体形の特徴です。
2023年度の「学校保健統計調査」では、標準体重より20%以上重い「肥満傾向児」の割合が、道内で調査した全年齢で全国平均を上回る結果となりました。
特に9~11歳と13歳は47都道府県で1位に。
道教育委員会によりますと「スマートフォンなどを見る時間が長く、運動不足の子どもが多い」ことが要因とみられるということです。
いわゆるぽっちゃり傾向が浮き彫りとなった道産子。
運動が不足しがちな冬場に、ゲーム感覚でおもいっきり体を動かすことができる屋内施設が2024年11月オープンしました!
(山岡記者)「遊びの定番砂遊びですが、こちらの施設の砂場にはプロジェクションマッピングが使われていて、掘ると映像が変わるんです」
こちらの施設では頭を使って体を動かす、遊びが学びに変わる次世代型の屋内テーマパークです。
現実世界にデジタル情報を組み合わせた、AR機能を使った遊びが特徴です。
自分が描いた絵や塗り絵がスクリーン上で動いたり…
お宝探しや、ボスバトルなどが楽しめる冒険型のデジタルボールプールも!
(子ども)「敵を倒すのが楽しい。毎日きたい!」
(株式会社イオンファンタジー 林 瑠茄さん)「ARやプロジェクションが珍しいものになっているので、いままで遊んだことない初めての経験ができるという声が多い」
長く寒い冬でも、屋内施設をうまく活用して子どもたちの運動不足解消に役立ててはいかがでしょうか。