北海道・道南の江差警察署は2024年12月14日、檜山振興局管内に住む40代の男性が、暗号資産の送金で225万円あまりをだまし取られるSNS型ロマンス詐欺事件が発生したと発表しました。
警察によりますと男性は10月5日、インスタグラムのメッセージが送られてきたことで「台湾の40代の女性を名乗る人物」と知り合ったということです。
その後、男性は「台湾の40代の女性を名乗る人物」から「私も投資をやっているけど、やりませんか?」などと暗号資産への投資話しを持ちかけられます。
男性は10月28日から3回に分けて計65万円を暗号資産「イーサリアム」に換金し、指定された架空の仮想通貨取引所に送金したということです。
男性は「台湾の40代の女を名乗る人物」に「口座から出金したい」とメッセージを送ると「口座から65万円を出金するためには160万円の保証料が必要だ」と伝えられ、11月28日までに保証料として計160万円を同様に送金してしまったということです。
男性が改めて出金したいとメッセージを送ると、さらに税金名目で250万円を要求されたため、不審に思った男性が12月14日に江差警察署管内の駐在所を訪れ、事件が発覚しました。
警察は「SNSで知り合った相手から現金を要求された場合は詐欺を疑い、警察に相談してください。」「詐欺電話がきたら#9110に」と注意を呼びかけています。