きょう(2024年12月16日)午前10時ごろの北海道岩見沢市です。
多くの雪が降り積もり、雪かきに追われる人の姿が見られました。
(岩見沢市民)「いやいやもう大変ですわ。きのうの夜やって朝もやって、もうずっと雪かきだらけですね」
道内は強い寒気が流れ込んだ影響で、新篠津村や夕張市などで大雪にー
また、岩見沢市では16日午前2時に102センチの積雪を観測し、平年のおよそ3倍の雪の量となりました。
12月中旬までに積雪100センチを超えるのは、統計開始後2番目に早かったということです。
市内では除排雪が追い付かず、生活に影響が出ています。
(石黒記者)「私がいま立っているこの場所は本来歩道なのですが、雪の影響で完全に通れなくなっています。そのため住民の方も道路を歩くしかない状況となっています」
雪で歩道が埋もれ、やむを得ず道路を歩く人たちもいました。
車がすぐ横を通り、非常に危険な様子です。
他にもー
(石黒記者)「駅前にある通りなのですが、道幅が狭く、車がすれ違うのも一苦労な状況です」
雪山で道幅が狭まり、車が行き交うことが困難にー
この影響で、市内を循環する路線バスは4路線すべてが運休していて、岩見沢東高校・岩見沢西高校では臨時休校となりました。
岩見沢市ではなぜ除排雪が追いついていないのでしょうか?
市では除雪の体制は例年通りということですが、この早い時期の予想外の大雪が、今回の運休に繋がったということです。
(岩見沢市役所除排雪対策本部 山田甲二主幹)「ここまでの雪が12月にくるというのはここ数年なかった。1日でも早いバス路線の復旧を目指して取り組んでいるところでございます」
また、各地では大雪以外にもー
(阿部記者)「札幌市中央区の大通公園です。温度計はいまマイナス5度を示しています。吐く息も白く、札幌は今期最低の寒さとなりました」
16日の道内は冷え込みも強まり、札幌は午前6時半ごろ氷点下5.6度を観測。
今シーズン一番の寒さとなりました。
このほか、むかわ町穂別で氷点下20.5度、厚真で氷点下18.7度と道内のほとんどの地域で真冬日となりました。
このあとも断続的に雪が降り続き、17日の朝までに日本海側の多いところで30センチの雪が降る予想です。
また、冷え込みも18日にかけて強まる見込みです。