「刃物」を持った人物による事件が全国で相次いでいます。
大切な命を守るため、襲撃に遭遇した場合、私たちはどのように身を守ればいいのでしょうか?
全国で相次ぐ、刃物を持った人物に襲撃される事件。
きょう(2024年12月18日)午後0時20分ごろ、兵庫県神戸市の市営地下鉄・三宮駅で、70代の女性が49歳の女に刃物で背中など2か所を刺される事件がありました。
被害にあった女性は意識のある状態で搬送されていて、女について「面識はない」と話していたということです。
そして先週14日夜には、福岡県北九州市小倉南区のファーストフード店で、中学3年の男女2人が男に刃物のようなもので刺され、女子中学生が死亡する事件が起きました。
男は現在も逃走中です。
警察は女子中学生のスマートフォンの履歴などを調べていますが、これまでに事件に繋がるようなトラブルは確認されていなく、「通り魔的な犯行」との見方を強めています。
誰もが遭遇するかもしれない襲撃事件。
不特定多数が利用する店舗などで事件に巻き込まれた場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
警備会社に、襲撃に巻き込まれた時の身の守り方などを聞きました。
(木戸アナウンサー)「急にナイフを持っている人が襲い掛かってきた場合、どうしたらいいですか?」
(ALSOK北海道 南清吾さん)「まず第一に逃げることですね」
優先すべきことは、可能な限り犯人と距離をとること。
大声を出しながら助けを求めることも重要だといいます。
さらに、逃げるスペースがない場合はー
(ALSOK北海道 南清吾さん)「雨の日であれば、傘やスーパーのレジならかごを利用するといい」
犯人と対峙するケースにおいて、傘などが相手との間合いを保てるなど、身近な持ち物が防御の役に立つといいます。
突然の事件に巻き込まれた場合、命を守るため犯人からできるだけ遠くに離れることが大切です。