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イチゴの代わりに果肉入りクリーム クリスマスケーキにも物価高の波 工夫して販売 北海道

STVニュース北海道 2024年12月23日 18時44分

12月24日はいよいよクリスマスイブです。

クリスマスケーキも物価高の波を受けていますが、札幌市内の菓子店では様々な工夫をして、クリスマス当日でも購入できるケーキを用意しているようです。

かわいらしいサンタクロースが乗ったケーキが登場。

いよいよ24日はクリスマスイブです。

札幌市内の菓子店ではクリスマスに向け、ケーキを予約だけでなく当日も販売するため、その準備に追われていました。

しかし、クリスマスケーキにもある影響が。

(客)「(値段が)高くなったね!もうどこもそうじゃないですか?」

それが、材料費の高騰による値上げです。

帝国データバンクによると、2023年より卵は10パーセント、イチゴは10パーセント以上と、クリスマスケーキに使われる多くの原材料の価格が上昇しています。

そんな中、こちらの店では2024年からあるケーキを開発しました。

(もりもと 和泉洋平さん)「こちらが新作のホーリーナイトです。4000円をきる3900円です」

イチゴの代わりに果肉入りのイチゴクリームを中に入れることで定番のデコレーションケーキよりおよそ1000円ほど安く提供しています。

その味はー

(山岡記者)「中のクリーム、しっかり果肉も感じられてとても甘くておいしいです。ふわふわのスポンジと外のクリームともすごく合います」

(もりもと 和泉洋平さん)「原材料がここ数年上がってきているので、その分を全部価格に反映するのは客に申し訳ない。価格にのせないで弊社で何ができるかを考えまして、今回のイチゴクリームをサンドしたホーリーナイトができました」

一方で、ケーキの品質を維持して客にアピールする店も。

こちらの菓子店でもクリスマスケーキを予約だけでなく当日販売もしていて、店内は客で賑わいを見せていました。

(客)「きのとやさんで買っている。イチゴがいっぱい乗っていて、スポンジもおいしいので大好きです」

(石黒記者)「豪華なホールケーキ。価格は上がったものの、品質を維持しているということです」

一番人気の生クリームとイチゴを贅沢に使った「ホワイトストロベリー」。

表面だけでなく中にもスライスしたイチゴがぎっしり!

実は2024年から200円ほど値上がりしました。

イチゴなどの原材料費の高騰で、ホールケーキの価格は5~10%ほど値上がりしたものの、イチゴの数・デザインを一切変えずに、おいしさを維持して品質で勝負しています。

値段よりもイチゴをたくさん使ったケーキを選ぶ人の姿も見られました。

(客)「おいしいのと安全なのと(値段が)上がったような気がするけど一番小さいのだし」

(KINOTOYAファーム店 佐々木画久店長)「毎年たくさんお客様に期待して来ていただいているので、商品の質は全く落とさずに満足していただけるおいしいケーキを用意しておりますので、きのとやのケーキでクリスマスを過ごしていただければ幸いです」

楽しいクリスマスにも押し寄せる物価高の波。

菓子店もさまざまな形で消費者にアプローチを試みています。

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