北海道小樽市で10月、小学3年生の娘に暴行を加え死亡させたとして、義理の母親が逮捕された事件で、市と市教委は会見を開き、事件までの対応について問題があったと説明しました。
(小樽市教育委員会 中島正人教育長)「この度の事案を受けて、本市の不登校児童・生徒への対応に関して改めて大きな課題を頂いた」
小樽市で10月、40代前半の義理の母親が小学3年生の娘に暴行を加えて死亡させた事件について、小樽市と市教委は25日に記者会見を開き、事件までの対応について説明しました。
娘は5月下旬から10月中旬まで欠席が続いていましたが、事件の3日前に学校で行われた身体測定では、顔や手足など肌が見えているところにあざや傷は確認されず、会話の様子などからも虐待の兆候が見られなかったため、家庭へのフォローは不要と判断したということです。
(小樽市教育委員会 中島正人教育長)「長期間会うことができない児童・生徒について、学校だけで問題を抱え、関係機関への相談をしなかったこの度の対応について問題があったと考えていますし、教育委員会からの学校への指導のあり方も含めて今後改善を図る必要がある」
市教委は市内の学校に不登校対策を指導するなど、再発防止に努めていきたいとしています。