食材の価格高騰が止まりません。
例年に比べ2倍以上の値段になっているキャベツをはじめ、野菜や果物の値段が高止まりする中、今後の見通しやお得な食材を調べました。
店頭に山積みとなった大きなキャベツ。
本来は598円のところ398円。
500円を超えると買う人が少なくなるため、赤字覚悟の値段だといいます。
札幌市豊平区のスーパーです。
冬の時期、こたつで食べたくなる「あの果物」の値段も上がっています。
(キテネ食品館月寒店 タナカ商店青果 田中圭太社長)「いまミカンとかがすごく高くなっていて、例年の1.5倍になっている。(産地の)九州だけではなくて和歌山のほうもミカンが不作となっています」
全国的な夏の雨不足や長引いた暑さのせいでミカンの生育が悪く、入荷数も少ないといいます。
(記者)「他の果物でおすすめは?」
(キテネ食品館月寒店 タナカ商店青果 田中圭太社長)「本来であればイチゴとかをすすめたいが、イチゴもミカンと同様に1.5倍くらいになって不作なので、おすすめするとしたらリンゴですね。リンゴになりますと去年とそんなに値段は変わらなく、イチゴとミカンから見ればリンゴのほうが買いやすいと思います」
いまお得な果物はリンゴ。
4個で378円と例年通りの値段です。
こちらの野菜も価格が高騰しています。
(キテネ食品館月寒店 タナカ商店青果 田中圭太社長)「野菜のほうなんですけど、いま高値で話題となっているのがブロッコリーですね、約1.5倍。クリスマス辺りから需要も増えて売りたいけど物がないという」
(記者)「例年こういうことは起きる?」
(キテネ食品館月寒店 タナカ商店青果 田中圭太社長)「こういうことはあまりないと思いますね。ここまで天候が悪くてとれないのは珍しい」
産地である西日本で2024年秋に猛暑となり、こちらも不作に。
年末には一時、例年の2.5倍まで値上がりしました。
(記者)「高騰はいつまで?」
(キテネ食品館月寒店 タナカ商店青果 田中圭太社長)「あと1週間から10日はこれくらい(の価格)だと思います」
キャベツや白菜も高値が続く見込みですが、お得な野菜はないのでしょうか?
(記者)「他のおすすめ野菜は?」
(キテネ食品館月寒店 タナカ商店青果 田中圭太社長)「例年通りの価格が続いているピーマン。少し安い傾向にあるキュウリ。1本あたり20~30円安くなっている状況だと思います」
食材が軒並み高値となるなか、お手頃な野菜や果物を探し生活を守ることが必要です。