今季J2で戦う北海道コンサドーレ札幌は8日(水)、沖縄県金武町で1次キャンプをスタートさせました。
練習前には歓迎セレモニーが行われ、岩政大樹新監督が「1年を通して、日本中を驚かせるフットボールをつくる。その準備をしたい」と挨拶しました。
午前の練習ではランニングなど軽めのメニューでコンディション調整を行った一方、午後はハーフコートでサイドへの展開からのシュート練習や、10対10のミニゲームで早速連携を高めると、岩政新監督も常時大きな声で選手たちを直接指導しました。
キャンプ序盤は午前と午後の2部練習となるのが通例ですが、その中でも練習をそれぞれ1時間で終えるなど、例年以上にコンパクトかつ集中的に行われ、『岩政流』が垣間見えました。
また、キャンプ初日は別メニュー調整となった選手もいなく、タイの代表活動により合流が遅れているスパチョーク選手以外の31選手がフルメニューを消化し、汗を流しました。
9日(木)も午前と午後の2部練習で、来週中ごろには沖縄県の社会人チームと今季初の対外試合を迎えます。
(岩政大樹監督)「初日はどこのチームにも負けないくらい良い出来。僕が想像している以上にコンサドーレの選手はうまい。自分がやろうとしているサッカーにフィットすると感じた。ケガ人0でキャンプを終え、その上でコンディションを上げていきたい。そこのバランスは難しいが、それが第一。選手全員がピッチに立っていれば、選手たちは自然と競争をして成長していくと思っている。焦ることなく、キャンプでシーズンを戦っていくための雰囲気を作っていくことが、トレーニングマッチでの結果よりもチームとして大事なこと。ただ、その空気感を作るために手応えも必要なので、それを持たせられるようにしていきたい」
(荒野拓馬選手)「これから実戦練習やミーティングを重ね、岩政監督がやりたいサッカーへの理解も深まっていく。これまでのコンサドーレのサッカーに進化を与えてくれる監督だと思っている。しっかりと責任感をもって、今シーズンでのJ1昇格、J2優勝を目指してやっていきたい」