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突然鋭角にカーブ…なぜ 座礁タンカーの軌跡くっきり 乗組員「曲がるポイント間違えた」 函館

STVニュース北海道 2025年1月10日 16時6分

北海道函館市のタンカー座礁事故で、乗組員が「曲がるポイントを間違えた」と説明していることが関係者への取材で分かりました。

タンカーは恵山岬を過ぎてから急角度で進路を変え、およそ30分後に座礁していて、函館海上保安部は座礁に至った経緯を調べています。

1月6日に函館市の恵山岬沿岸に座礁したタンカー「さんわ丸」。

海上保安庁の関係者によると、タンカーの乗組員が「曲がるポイントを間違えた」と説明しているということです。

世界中の船舶の位置情報などを公開しているウェブサイト「マリントラフィック」のホームページで、さんわ丸の航行記録が確認できました。

(長岡記者)「さんわ丸は恵山岬を過ぎた後に急角度で進路を変えています」

1月6日の午後1時20分ごろに苫小牧港を出発したさんわ丸は、津軽海峡を通過して秋田県に向かう予定でしたが、午後5時54分に大きく進路を変えていました。

そのあと6時、さらに進路を恵山岬の方向に変えます。

そして、進路を変え始めてからおよそ30分後に座礁しました。

函館海上保安部は引き続き、座礁に至った経緯を調べるとしています。

座礁したタンカーは10日朝から引き出す作業が行われました。

(東海林記者)「満潮から30分が過ぎ作業が続いていますが、さんわ丸はまったく動きません」

タンカーの引き出し作業は午前中で打ち切られ、11日以降の作業について協議するということです。

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