北海道・厚別警察署は2025年1月10日、窃盗の疑いで札幌市豊平区に住む高校生の少年(17)を逮捕したと発表しました。
少年は氏名不詳者と共謀の上、1月7日、札幌市厚別区のコンビニエンスストア内に設置されたATMから、不正な方法で入手したキャッシュカードを使用し、現金100万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。
この事件は同日、厚別区内で預貯金詐欺が発生していて、その後の捜査で少年の関与が浮上し逮捕に至りました。
預貯金詐欺事件では、厚別区内に住む80代の女性が、区役所保険課の職員を名乗る男などから「キャッシュカードの暗証番号を教えてください」「チップが代わっているので新しいものにする必要がある」などと自宅に電話があり、女性の自宅を訪問した男にキャッシュカードを手渡し、口座から現金280万円が引き出されています。
警察によりますと、少年は特殊詐欺で現金の引き出し役である「出し子」とみられ、コンビニ内のATMから20万円を5回にわたって引き出したということです。
調べに対し少年は「間違いありません。お金がほしくてやりました」と容疑を認めています。警察は、他にも共犯者がいるとみて、調べています。
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厚別署