札幌・すすきののホテルで2023年7月、頭部のない男性の遺体が見つかった事件で、逮捕・起訴された親子3人のうち、父親の田村修被告の初公判が始まりました。
札幌地裁前から中継です。
(石黒記者)正午ごろ、裁判は一度休廷しましたが、5分ほど前に再開されました。
修被告は黒いスーツにネクタイを締めた姿で現れ、うつむくことなく前を向きながら静かに席に座りました。
裁判官に名前を聞かれた際には背筋を伸ばした姿勢ではっきりと「たむら・おさむ・です」と述べました。
起訴内容について修被告は「瑠奈が犯行を行うことを知っていたとあるが、そのことが分かったのは、事件があったあとです」などと話し、無罪を主張しました。
この裁判はおととし7月、すすきののホテル客室から当時62歳の男性の遺体が頭部のない状態で見つかった事件です。
そのうち、修被告は犯行に使われたのこぎりやキャリーケースなどを娘の瑠奈被告に提供したほか、瑠奈被告が男性の頭部を損壊する様子をビデオで撮影するなどした殺人ほう助・死体損壊ほう助などの罪に問われています。
午後からは、弁護側の冒頭陳述と検察側の証拠の読み上げが行われる予定で裁判は午後5時まで続きます。
以上、中継でお伝えしました。