様々なものの価格が上がっているいま、物価の最前線で働くみなさんにいまの傾向を伺いました。
(村雨アナウンサー)「札幌市豊平区のスーパーです。今回は魚介類の価格。まずはいまが旬、鍋にも使うタラの価格は?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「タラは例年と比べて1.5~2倍くらいしています」
(村雨アナウンサー)「高くなっているんですか?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「高くなっています。例年だったらこれよりもっと厚く切って298円でやっていたが、ことしはこれが限界です」
(村雨アナウンサー)「高値はいつまで?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「とれてくれれば例年並みには戻るのではないかなと思うが、とれてくれないことには…」
(村雨アナウンサー)「豊漁を願うしかないですね」
(村雨アナウンサー)「カレイは北海道でいろいろな種類がとれますが、価格は?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「カレイも高いですね。例年の仕入れからいくと1.5~2倍になっているので」
(村雨アナウンサー)「そんなに高くなっている?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「そうですね」
(村雨アナウンサー)「この時期はどのカレイが旬?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「この時期は黒ガレイやアサバガレイ。いまは煮つけにするのがいいかなと思います」
(村雨アナウンサー)「価格が落ち着くのも難しい?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「難しいですよね。もっととれてくれればガンと下がるが、なんとも言えない」
さらに、全般的に高値となっている魚介類が、イカだといいます。
(村雨アナウンサー)「例年と比べてどれくらいの高値?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「1~2割は上がっていると思う、去年からみても。昔はイカって庶民の味方みたいな役割だったが、いまとなっては1杯500円もしたらおかずのメインになる」
タラやカレイ、イカは漁獲量が減っていることに加え、燃料費や人件費の高騰で価格が上がっているといいます。
(村雨アナウンサー)「高値が続いているものが多い中で、これは安くなっているものは?」
(キテネ食品館 吉本水産月寒店 嶋村謙一店長)「ありますよ、毛ガニですね。年末が過ぎたら残っているものは売ってしまおうと」
年末年始は例年より1.5倍と高値だったという毛ガニが、こちらのスーパーでは1月に入って例年と比べて2割ほど価格が下がり、ねらい目だということです。