札幌・中央警察署はきょう（2025年1月20日）、詐欺の疑いで札幌市豊平区に住む会社役員の男（54）を逮捕しました。
男は2023年3月9日、札幌市中央区にある土地の所有者が、土地を売却する意思を表示した事実はないのに、これをあるように装い、被害者に対し、土地を購入するためには手付金を払う必要がある旨うそを言い、現金800万円をだまし取った疑いがもたれています。
被害にあったのは東京都に住む会社役員の男性（51）で、警察によりますと、男が男性に売ろうとしたのは札幌市中央区内の320平米の宅地でした。
しかし、土地の所有者は実際に土地を売りに出していたものの、男や男性と面識はないと話しているということです。
男は2024、別件で逮捕されていて、男性は男が逮捕されたことを人づてに聞いて知り、詐欺被害にあったと警察署へ相談に来たということです。
調べに対し男は「詐欺ではない。現金を受け取ったことは間違いないが、土地所有者と売買交渉中だった」と容疑を一部否認しているということです。
男性は、男から別の土地も購入していて、余罪として捜査しています。