札幌・すすきののホテルで2023年、頭部のない男性の遺体が見つかった事件で逮捕・起訴された親子3人のうち、父親の田村修被告の4回目の裁判が開かれました。
検察側は「一家全員の極刑を望む」被害者遺族の心情を明らかにしました。
2023年7月、札幌・すすきののホテルから頭部のない男性の遺体が見つかった事件で、殺人ほう助などの罪に問われているのは田村修被告(61)です。
起訴状によりますと、修被告は2023年、のこぎりやキャリーケースなどを購入し、娘の瑠奈被告に提供したほか、事件当日に瑠奈被告を車で送迎するなどした罪に問われています。
22日に開かれた4回目の裁判員裁判では、検察側が遺族の供述調書を読み上げ、事件に対する心境や処罰感情を明らかにしました。
(被害者の妻)「なぜ殺されなければならなかったのか。本当のことを知りたいです」
(被害者の息子)「こんなひどい殺され方やひどい仕打ちをされたことに納得がいきません。一家全員の極刑を望んでいます」
一方、修被告は「娘の犯行を知ったのは事件があったあと」などと無罪を主張しています。
次回の裁判は1月29日に開かれる予定です。