北海道・小樽海上保安部は2月5日、船舶安全法違反の疑いで、観光遊覧船の運航会社を営むロシア国籍の船長の男(52)を書類送検しました。
男は2023年9月から2024年5月までの間、船舶安全法に定める定期検査を受けずに、計121回にわたり、客を乗せて観光遊覧船を運航していた疑いが持たれています。
船の外観に検査時期を記したシールが貼られていて、その期限が切れていたことから、2024年5月にパトロール中の海上保安官による立ち入り検査で違反が発覚しました。
定期検査は3年ごとに安全設備など運航に関わる検査をする必要がありますが、男はその検査を受けずに遊覧船で青の洞窟をめぐるコースなどを運航していました。
調べに対し男は容疑を認めています。