札幌・豊平警察署は2025年2月5日、札幌市清田区内で預貯金詐欺事件が発生したと発表しました。
被害にあったのは、札幌市清田区に住む70代の男性です。
警察によりますと、2025年2月5日午後5時10分ごろ、区役所職員を名のる男から男性の自宅固定電話に「保険の還付金がある。還付申請に必要な書類を送ったが届いているか?」などと電話があり、男性が届いていない旨を伝えると、「届いていないなら銀行から電話させる。使用している銀行はどこか?」と問われ、男性は銀行名を答えました。
すると、午後5時30分ごろ、ササキと名乗る男から電話があり、「書類を持って行きます。カードを使えるか確認するので受話器にキャッシュカードを当てて暗証番号を言ってください」などと言い、男性がその通りにしたところ「キャッシュカードが使えないみたいなので、銀行職員が家に行ってカードを回収しに来ます」と説明しました。
そして、午後6時40分ごろ、18歳くらいの男(身長160センチくらい、黒の短髪、紺色の上下スーツ、ネクタイ着用)が男性の自宅を訪れ「書類に名前と印鑑をください、カードは預かります」と言い、男性は男にキャッシュカードを手渡しだまし取られました。
男性が不審に思い銀行に問い合わせたところ、それは詐欺だと言われ、男性の口座から出金されていることが分かり、男性が記帳したところ現金100万円が引き出されていたということです。
警察は、区役所や記入機関職員などを装ってキャッシュカードを取りに行くという電話や、還付金があるという電話は特殊詐欺だと注意を呼び掛けています。