札幌・中央警察署は2月5日、札幌市のホストクラブ従業員・原田雄太郎容疑者(24)と、奈良県の自称無職・坂槙伸之容疑者(56)ら男女7人を職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで逮捕しました。
原田容疑者らは2023年8月、共謀の上、道内在住の20代女性を福岡県内のデリバリーヘルス店に紹介して雇用させた疑いが持たれています。
警察によりますと、女性は原田容疑者が店長を務める札幌・すすきののホストクラブの客で、未払い金が約50万円あったということです。
原田容疑者は女性に対し、「風俗店で働いて売掛金を支払え」などと言い、風俗店のスカウトに紹介。
そのスカウトが坂槙容疑者ら仲介グループにつなぎ、福岡県内の店舗に雇用させたということです。
原田容疑者らは女性の給料の一部を報酬として受け取っていました。
2024年2月、女性から警察に「売掛金の支払いを続けても減らないから助けてほしい」と相談があったことから事件が発覚しました。
原田容疑者らの認否は明らかになっていません。
警察は坂槙容疑者ら仲介グループ6人について、SNSでメンバーを集めて犯罪を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の可能性があるとみて、余罪についても調べています。