北海道内は停滞する低気圧の影響で、日本海側や太平洋側西部などで強い風と雪が続いています。
この影響で、函館では今シーズン1番の積雪となりました。
(東海林記者)「ことし1番の大雪となった函館では、長靴が埋まってしまうほどの雪が一晩で降りました」
函館では市民が朝から雪かきに追われていました。
これは5日午後4時ごろの映像です。
函館市では5日に最大瞬間風速17.7メートルを観測。
前が見えなくなるほどの猛吹雪がマチを襲いました。
一夜明け、函館市では午前10時に積雪40センチを観測。
今シーズン1番の積雪となりました。
(函館市民)「10時ごろから始めたんですけど、いま何時ですか?雪が少なくて喜んでいたのに残念です」
強い風が吹き、大きく激し波が立っているのは留萌の苫前町です。
道内は停滞する低気圧の影響で、日本海側や太平洋側西部などで強い風と雪が続いていて、午後2時半ごろまでに苫前に近い留萌で最大瞬間風速20.4メートル、羽幌で最大瞬間風速18.8メートルを観測。
苫前では強い風と雪の影響で、町内の小中学校合わせて3校が休校となりました。
そして、強風の影響は札幌でもー
(青柳記者)「美しい氷像がずらりと並んでいますが、こちらだけ土台を残してバラバラになっています」
札幌市中央区では4日からさっぽろ雪まつりが開かれていますが、5日午後11時ごろ、すすきの会場に置かれたおよそ60基の氷像のうち、準優秀賞に輝いた「ファントム・ドラゴン」という作品1基が倒れ壊れたということです。
札幌では5日午後11時半に最大瞬間風速15.5メートルを観測していて、すすきの観光協会によると、目撃した警備員は「突風が吹いて氷像が倒れた」と言っているということです。
これには観光に訪れた人もー
(記者)「あそこの氷像だけ倒れてしまっていて…」
(訪れた人)「え!?本当ですね。そういう結果になって残念な気持ちです」
(訪れた人)「え!?壊れてる。せっかく作ったのに残念」
道内の日本海側の多いところでは、7日午前6時までの12時間で30センチの雪が降る見込みで、最大瞬間風速は日本海側と太平洋側西部で30メートルと予想されています。