雪煙を上げながら走るラッセル車。
道北の宗谷線で2017年に撮影された映像です。
列車が巻き上げた雪をかぶりながら鉄道ファンが写真を撮っています。
宗谷線は迫力ある写真が撮影できる場所として、鉄道写真の愛好家、いわゆる“撮り鉄”に人気のスポットです。
しかし、線路に接近するなどの迷惑行為で列車が停止するトラブルが複数回起きています。
2月1日には信じられない出来事がー
線路上に高さ50センチ、幅2メートルほどの雪山が積みあがっています。
手前の線路と比べると不自然な雪の量です。
場所は道北・美深町の中心部から北におよそ10キロ。
1日午後1時ごろ、ラッセル車の運転士が線路内の雪山を発見し、およそ20メートル手前で緊急停止しました。
ほかの場所にほとんど雪が積もっていなかったことから、JR北海道は何者かが線路内に雪を投げ込んだとみています。
緊急停止の際、線路の周りにカメラを持った人が10人ほどいたといいます。
JR北海道は、雪が巻き上がる写真を撮ろうと何者かが雪を投げ込んだ可能性もあるとして警察に相談。
警察は列車往来危険などの疑いで捜査しています。