札幌・厚別警察署は2025年2月9日、札幌市豊平区に住む高校生の少年(17)を特殊詐欺(預貯金詐欺)の疑いで逮捕しました。
少年は氏名がわからない何者かと共謀し、札幌市厚別区の70代女性の自宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、1月7日、氏名不詳者が保険組合の職員を装って女性の自宅に電話し、「国民健康保険料の過払い金が発生しています。」「請求期限は切れているがATMならまだできる」「あなたが使っているキャッシュカードは変わっていて使えません」「キャッシュカードを更新する必要があります」などと嘘を言い、少年が保険組合の職員を装って女性の自宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取ったということです。
女性のキャッシュカードは見つかっていません。
少年は1月に80代女性からキャッシュカードをだまし取り現金100万円を引き出した特殊詐欺・窃盗事件ですでに逮捕されていて、その取り調べを進める中で、今回の特殊詐欺事件についても関与をほのめかしたことから、警察が裏付け捜査を進めていました。
調べに対し少年は「間違いないです。お金が欲しかった」と容疑を認めています。
警察は余罪や詐欺グループの実態解明に向け、捜査を続けています。