建国記念の日の2月11日、最終日を迎えた「さっぽろ雪まつり」など、北海道各地の観光スポットがにぎわいをみせています。
訪れた観光客は北海道をどのように楽しんでいるのでしょうか?
(山本記者)「札幌の冬の風物詩・雪まつり。最終日を迎えたきょうも多くの観光客でにぎわっています」
最終日をむかえた「さっぽろ雪まつり」。
人気アニメとコラボした大雪像が目玉の大通4丁目会場は、午前中から親子連れや外国人観光客など多くの人でにぎわっていました。
(兵庫から来た人)「雪でこんなすごいのがつくれるのがすごいと思った」
(中国から来た人)「最高だね!」
(中国から来た人)「すごい!どうやってこんなに大きくて倒れない雪像をつくっているのかすごく気になる!」
2025年は期間中の気温が平年より高く、天候に恵まれたことから客足が伸びているといいますが、訪れた人に北海道をどう楽しんでいるのか聞いてみました。
こちらは関東から来た3人組。
(関東から来た人)「きのうは小樽に行きました。ルタオ本店かな」
初日の10日は、海鮮丼に小樽ビールと小樽を満喫した3人組。
雪まつりでのお目当ては?
(関東から来た人)「大谷さんの前で!」
雪まつり会場でも大人気の大谷翔平選手の雪像です!
11日も多くの人が集まっていました。
一方、こちらはマレーシアからはるばるやってきた夫婦。
(マレーシアから来た人)「これは小樽に行ったときの。海がすぐ後ろにあった!」
出てくる写真はこちらも小樽!
写真フォルダには観光客に人気の銭函の景色が。
(マレーシアから来た人)「銭函駅を出てすぐのところにあった海鮮ラーメン。これはすごくおいしかった」
北海道旅行は今回で3回目ということですが、美味しいものをたくさん食べて大満足だったようです。
その人気の小樽ですが…
11日も運河沿いには歩道を埋め尽くすほどの大勢の観光客が訪れていました。
特に目立つのが外国人観光客で、雪まつりからはしごして来た人も。
(韓国籍の人)「特に大谷選手の雪像がよかったです。ついでに小樽まで来て赤レンガも見て素敵だなと思いながら散策しています」
(オーストラリアから来た人)「キロロでスキーに行ってきました。(小樽では)吹きガラスを楽しみました。家に持って帰るためにグラスを作りました」
一方、オホーツクの雄武町の海岸には真っ白な流氷が広がっていました。
2025年も到来した流氷シーズンですが…
ここから南東に100キロほど離れた網走市の海岸では…
(松本カメラマン)「いまだに流氷を見ることができません」
11日も「流氷初日」は観測されず。
例年に比べて南下が遅れていて、統計開始以来、最も遅い観測となった1993年2月10日を更新しました。
この状況を逆手に観光客でにぎわっているのが、網走市のオホーツク流氷館です。
目玉はマイナス15度の寒さを体験できる「流氷体感テラス」。
濡れたタオルを思いきり回すと…
あっという間にカッチカチに凍りました!
さらに、オホーツク海で採取された本物の流氷に触ることもできます。
(神奈川から来た人)「流氷を見たくて来ました」
(記者)「流氷はありましたか?」
(神奈川から来た人)「ありません!」
(神奈川から来た人)「流氷を体験して帰ろうと」
(記者)「流氷には触れた?」
(神奈川から来た人)「触れた!」
(神奈川から来た人)「ちょっと味わえた」
例年2月の来館者数は一日600人ほどですが、2025年は連日1000人以上が訪れているといいます。
(オホーツク流氷館 工藤英将さん)「ツアーで来ている人もいますし、流氷が見られないので急遽流氷館に立ち寄るという路線を変更するという方もいる。うれしい悲鳴です」
観光客でにぎわう祝日の道内。
訪れた人たちは思い思いに観光を楽しんでいました。