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絶品のパンを求めて全国のファンが行列を作る!高山のブーランジェリー「トラン・ブルー」【実食ルポ】

TABIZINE 2021年10月9日 12時0分

岐阜県高山市に、全国からお客さんがやってきて、連日行列ができるパン屋さんがあると聞いて、行ってみました。なぜ高山なのか、なぜ遠方からお客さんが来るのか、その理由とともに、実際に購入したパンを実食ルポします。

世界的にも認められている実力
高山駅から車で5分ほどの住宅地にある山小屋のような外観のパン屋さん「トラン・ブルー」。訪れたのは平日でしたが、オープン10分前から、すでにお客さんが2人並んでいました。飛騨高山が観光地ということもあり、3〜12月は遠くから来るお客さんが多く、連休などには長蛇の列ができるそうです。

オーナーシェフの成瀬正さんは東京で修行を積んだ後、1989年、故郷の高山でブーランジュリーをオープン。それ以来、「地方にもおいしいものがあることを知らせたい」との思いで、パンを作り続けています。2005年には、世界中のパン職人が競う国際コンクール『クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー』の日本代表選手として総合第3位に輝くなど、その実力は世界的にも認められています。NHKのドキュメンタリー『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも取り上げられました。

メロンパンひとつとっても発酵や成形などに徹底的にこだわって作るという姿勢で、全国から自分の店を開く夢を持つパン職人が修行にやってくるのだとか。現在は、8人のお弟子さんがシェフのもとで修行中。皆、ゆくゆくは地元で店を開くという目標に向かって頑張っているとのこと。すでに、東京、埼玉、千葉、新潟、長野、岐阜、福岡などに独立した人たちのお店があり、昨年10月にも、そのひとつが東京・三鷹にオープンしたそうです。
クロワッサンとフランスパンが絶品
今はコロナの影響もあり、店頭に並ぶパンの種類も少なく絞っているそうですが、店内に入れる人数も制限しているので、ゆっくり見て選ぶことができます。

人気のパンは、王道のクロワッサンとフランスパン。クロワッサンと同じ生地を使ったデニッシュは、旬のフルーツを使用していて、季節ごとに種類が変わります。

1日中違うパンを焼いているので、お店に行ったタイミングで出合えるパンが異なります。一番人気のクロワッサンの焼き上がりは12時頃。朝イチで並んでも、残念ながら買えないのです。

代わりに「ピスタチオのクロワッサン」(250円・税抜)を購入。自家製ピスタチオクリームを包み込んだクロワッサンは、サクサクの生地となめらかなクリームの相性が抜群です。

「オランジュ」(250円・税抜)は、生のオレンジをひとつひとつむいてクリームにのせたデニッシュ。時間がたっても生地はパリッとサクサク、バターの風味が豊かですっかりとりこになってしまいました。

練乳を使った生地にバターを織り込み、ブランデーシロップに浸した「スイートロールマウンテン」(130円・税抜)は、幅広い層に人気。ふんわり軽い口あたりで、いくつでも食べられそう。

「オリーブのリュスティック」(360円・税抜)はオリーブが練り込まれたフランスパン。中はしっとりとしていて、パンの甘みとオリーブの塩味のバランスが絶妙で、毎日でも食べたくなります。

どのパンも絶対にまた食べたいと思う感動の味でした。高山を訪れた際には、必ず立ち寄ってほしいパン屋さんです。
トラン・ブルー
住所:岐阜県高山市西之一色町1-73-5
電話:0577-33-3989
営業時間:9:30〜18:00
定休日:水曜日、他不定休あり(ホームページに記載あり)
https://www.trainbleu.com/
Instagram: https://www.instagram.com/trainbleu/

[All photos by TABIZINE]

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