気象庁の発表によると、2021年の夏(7月~9月)の気温は平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になりそうとの予報が出ています。湿気の高い日本の夏は、体力も気力も奪われるもの。「自然の雄大なシャワー」「夏のベストな避暑地」といえば、高みから天然水を降り注いでくれる「滝」ですね。涼しい滝に行くと、ひんやりとした空気に頭も冴え、身も心も潤います。涼を呼ぶ素晴らしい日本の滝絶景を、連載でご紹介いたします。今回は、関西地域の美しい滝です。
箕面滝(大阪府)(C) Shutterstock.com
アクセスの良さが抜群「布引の滝」(兵庫県神戸市)
(C) Shutterstock.com
JR新幹線・新神戸駅から徒歩10分程度とアクセスが抜群に良い、「日本の滝百選」にも選出された「布引(ぬのびき)の滝」。「そんな都会に滝があるの?」とびっくりしますが、雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)の4つから構成されており、雄滝は落差43mもあります。滝には竜宮城の乙姫さまが住んでおり、布引の滝が白く見えるのは、乙姫さまが着ている白い布がさらされているからだという言い伝えがあります。
■参照
布引の滝周辺マップ
https://www.city.kobe.lg.jp/ward/kuyakusho/chuou/shoukai/nunoichi/img/nunobikinotakimappuuranew.pdf
布引の滝
兵庫県神戸市中央区葺合町
https://www.feel-kobe.jp/facilities/0000000093/
信楽焼のたぬきが案内役「鶏鳴の滝」(滋賀県信楽町)
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー
信楽焼の里、滋賀県信楽町にある「鶏鳴(けいめい)の滝」。滝の名前は、「元旦の朝、滝の東にそびえる笹ヶ岳山頂の寺跡に黄金の鶏が現れて、新年の幸を告げる」という伝説にちなむもの。鶏鳴の滝以外にも大小さまざまな滝が7つあり、それぞれの滝へ信楽焼のたぬきが案内してくれます。
鶏鳴の滝
滋賀県甲賀市信楽町神山
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/26832/
神話の里の神秘的な滝「桑ノ木の滝」(和歌山県新宮市)
写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟
世界遺産登録・熊野古道がある和歌山県新宮市の「桑ノ木の滝」は、「日本の滝百選」にも選出。その昔、滝の周囲に桑の木がたくさん生えていたことから名前が付けられたそうです。県道230号線から遊歩道が整備されており、相賀八幡神社を通り過ぎ、吊橋を渡って、片道15分程度で滝にたどり着きます。
桑ノ木の滝
和歌山県新宮市相賀
https://www.shinguu.jp/spots/detail/A0007
那智山信仰の根元「那智の滝」(和歌山県那智勝浦町)
写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟
世界遺産・国指定名勝、「日本の滝百選」にも選出されている、和歌山県那智勝浦町の「那智の滝」。高さ133m・銚子口の幅13m ・瀧壺の深さは10m以上、流下する水量は普通毎秒1トン程もあり、那智山信仰の根元となっています。「熊野那智大社別宮飛瀧神社」は、滝を御神体としてお祀りしています。
那智の滝
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
https://kumanonachitaisha.or.jp/pavilion/waterfall.html
滝の主は黒と白のウナギ「次の滝」(和歌山県有田川町)
写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟
和歌山県有田川町にある、落差約46mの「次の滝」。次の滝とは、那智の滝に次ぐ落差といわれることから名が付いたもの(実際には1/3程度)。滝壺には、黒と白のウナギが棲むという伝説があります。水流が高みから垂直にすべり落ちる様子は爽快。
■参照
滝物語 雨呼んだウナギ伝説〜次の滝(有田川町)
https://www.nwn.jp/feature/180113_tuginotaki/
次の滝
和歌山県有田郡有田川町延坂521
https://www.town.aridagawa.lg.jp/top/kanko/mokuteki/keikan_meisyo/2283.html
※記事掲載の情報は、2021年7月現在のもので、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。
注意:緊急事態宣言期間中など、来訪の自粛を求めている都道府県に関しては、無理に訪れることなく、解除の時期を待ってから訪れるようにしましょう。
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箕面滝(大阪府)(C) Shutterstock.com
アクセスの良さが抜群「布引の滝」(兵庫県神戸市)
(C) Shutterstock.com
JR新幹線・新神戸駅から徒歩10分程度とアクセスが抜群に良い、「日本の滝百選」にも選出された「布引(ぬのびき)の滝」。「そんな都会に滝があるの?」とびっくりしますが、雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)の4つから構成されており、雄滝は落差43mもあります。滝には竜宮城の乙姫さまが住んでおり、布引の滝が白く見えるのは、乙姫さまが着ている白い布がさらされているからだという言い伝えがあります。
■参照
布引の滝周辺マップ
https://www.city.kobe.lg.jp/ward/kuyakusho/chuou/shoukai/nunoichi/img/nunobikinotakimappuuranew.pdf
布引の滝
兵庫県神戸市中央区葺合町
https://www.feel-kobe.jp/facilities/0000000093/
信楽焼のたぬきが案内役「鶏鳴の滝」(滋賀県信楽町)
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー
信楽焼の里、滋賀県信楽町にある「鶏鳴(けいめい)の滝」。滝の名前は、「元旦の朝、滝の東にそびえる笹ヶ岳山頂の寺跡に黄金の鶏が現れて、新年の幸を告げる」という伝説にちなむもの。鶏鳴の滝以外にも大小さまざまな滝が7つあり、それぞれの滝へ信楽焼のたぬきが案内してくれます。
鶏鳴の滝
滋賀県甲賀市信楽町神山
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/26832/
神話の里の神秘的な滝「桑ノ木の滝」(和歌山県新宮市)
写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟
世界遺産登録・熊野古道がある和歌山県新宮市の「桑ノ木の滝」は、「日本の滝百選」にも選出。その昔、滝の周囲に桑の木がたくさん生えていたことから名前が付けられたそうです。県道230号線から遊歩道が整備されており、相賀八幡神社を通り過ぎ、吊橋を渡って、片道15分程度で滝にたどり着きます。
桑ノ木の滝
和歌山県新宮市相賀
https://www.shinguu.jp/spots/detail/A0007
那智山信仰の根元「那智の滝」(和歌山県那智勝浦町)
写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟
世界遺産・国指定名勝、「日本の滝百選」にも選出されている、和歌山県那智勝浦町の「那智の滝」。高さ133m・銚子口の幅13m ・瀧壺の深さは10m以上、流下する水量は普通毎秒1トン程もあり、那智山信仰の根元となっています。「熊野那智大社別宮飛瀧神社」は、滝を御神体としてお祀りしています。
那智の滝
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
https://kumanonachitaisha.or.jp/pavilion/waterfall.html
滝の主は黒と白のウナギ「次の滝」(和歌山県有田川町)
写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟
和歌山県有田川町にある、落差約46mの「次の滝」。次の滝とは、那智の滝に次ぐ落差といわれることから名が付いたもの(実際には1/3程度)。滝壺には、黒と白のウナギが棲むという伝説があります。水流が高みから垂直にすべり落ちる様子は爽快。
■参照
滝物語 雨呼んだウナギ伝説〜次の滝(有田川町)
https://www.nwn.jp/feature/180113_tuginotaki/
次の滝
和歌山県有田郡有田川町延坂521
https://www.town.aridagawa.lg.jp/top/kanko/mokuteki/keikan_meisyo/2283.html
※記事掲載の情報は、2021年7月現在のもので、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。
注意:緊急事態宣言期間中など、来訪の自粛を求めている都道府県に関しては、無理に訪れることなく、解除の時期を待ってから訪れるようにしましょう。
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