2021年7月、日本では5件目の世界自然遺産に登録された西表島(いりおもてじま)。亜熱帯の原生林に覆われ、イリオモテヤマネコが棲む奇跡の島といわれるこの島に、星野リゾート 西表島ホテルがあります。西表島だからこそ楽しめる、ジャングルのある風景や大自然の営みを感じられるアクティビティが充実!自然の偉大さを感じながら、ビーチとジャングルの両方が楽しめる癒やしと刺激が入り混じる西表島での滞在をご紹介します。
世界遺産・西表島へのアクセス
西表島へのアクセスは、東京から石垣空港まで飛行機で約3時間30分。石垣空港からユーグレナ石垣港離島ターミナルへ移動し、西表島上原港までフェリーで約50分です。西表島には、上原港と大原港の2つの港があり、それぞれ全く異なる場所にあるため注意が必要です。星野リゾート 西表島ホテルに近いのは上原港なので、間違えないようにしましょう。上原港からは送迎バスに乗り、約10分でホテルに到着します。
>>>石垣島のまとめ情報はこちら
筆者らは羽田発6:45の飛行機に乗り、西表島ホテルに到着したのは12:30頃、途中の乗り換え時間も含めた大まかな所要時間は5時間45分程度でした。
ビーチまで徒歩1分!星野リゾート 西表島ホテル
ホテルにチェックインすると、イリオモテヤマネコデザインのエコバッグとレンタルボトルを渡されます。西表島ホテルでは、プラスチックごみを減らす取り組みの一環として、客室にはペットボトルウォーターを置いていません。冷蔵庫には飲料水が入ったウォーターボトルが1本用意されていますが、なくなったらホテルロビー横にあるラウンジのウォーターサーバー(無料)を利用しましょう。滞在中はレンタルボトルに水を入れて飲料水として利用できるシステムです。もちろんマイボトルを持参してもOK。エコバッグは宿泊客にプレゼントされるもので、滞在中の荷物持ち運びにフル活用しました。
ラウンジには、ウォーターサーバー以外にも、ジュースやさんぴん茶(提供時間は12:30-18:00頃まで)、コーヒー、カフェオレ、カプチーノ、ハーブティなどが用意されており自由に楽しめます。
ロビーからはプールが見え、リゾートホテルに来たんだなと実感します。プールサイドのデッキチェアーでのんびり過ごすのもいいですし、プールで冷えた身体を屋外ジェットバスで温めることもできます。プールは8時~日没まで利用可能。夜のプールサイドから見る景色も素敵です。
西表島ホテルが面している月ヶ浜にすぐ出られるのもポイントが高いですね。宿泊者は、月ヶ浜で利用できるビーチチェアやパラソルを無料でレンタルできます。月ヶ浜はトゥドゥマリの浜とも呼ばれ、三日月のような形をしているビーチであることからその名がついたそうですよ。
月ヶ浜では、夕暮れどきに合わせて「サンダウナー」と呼ばれる、スパークリングワインのふるまいもあります。波の音を聞きながら、スパークリングワイン片手にサンセットを見られるなんて最高ですよね。
Sundowner (サンダウナー)
場所:月ヶ浜、プールサイド
時間:17:30~18:30 ※日没時間により前後あり
予約不要
歯ブラシやクシなどアメニティは持参しよう
今回宿泊したのは、最上階にある42平方メートルのスーペリアツイン。最大4~5名まで宿泊可能です。アクティビティを楽しむことが多い西表島の滞在にうれしい、ゆったりくつろげるデイベッドが備えられています。ビーチやプールで思いっきり遊んだ後に、デイベッドでうたた寝なんていうのもいいですよね。
開放感があるさらに広い、54平方メートルのデラックスツインのお部屋もあります。テラスも広々しており、ゆったりと過ごせそう。
部屋のアメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープのみ。西表島ホテルでは、2021年6月から歯ブラシやクシ、ひげそりなど、使い捨てアメニティの提供をしていません。必要なものは自分で持参しましょう。プラスチックごみを減らし、環境への負担を減らすことが目的です。大自然に囲まれている環境のため、部屋には虫よけスプレー、置くタイプの虫よけベープも用意されています。その他、冷蔵庫(冷凍庫付き)、貴重品ボックス、無料wifiも利用できます。
部屋には、ドライヤーやナイトウェアもそろっています。
旅行中、「メイク落としを忘れた!」なんてことがあっても大丈夫。ホテル1階にあるショップでは、メイク落としや日焼け止め、うっかり日焼けをしてしまった場合に使えるアロエジェルまで売っています。生理用ナプキンやタンポン、コンタクトレンズの洗浄液までそろっているので、万が一の場合に助かりますね。
ショップでは、お酒のラインナップも充実しています。オリオンビールはもちろん、琉球ハブボール、琉球レモンサワー、パッケージが可愛いクラフトビールなど。部屋飲みも楽しめるのでうれしいです。泡盛もそろっているので、お土産にいいですね。
イリオモテヤマネコクッキーは可愛くてお土産にもピッタリ。1箱3枚入り、920円(税込)です。
西表島に生息する希少な生き物たちをTシャツにした、「図鑑Tシャツ」(4,800円・税込)も人気だそう。
生き抜くための戦略!絞め殺しの木に衝撃
ホテルに到着後、イリオモテガイドウォークに参加。ジャングルコースでは、敷地内にあるジャングルをガイドが案内してくれます。今回案内してくれたのは山下さん。西表島に生息するさまざまな動植物を実際に見ながら、生態や生き延びるための戦略について学びます。そういえば、このようなジャングルに生息する植物について知る機会ってあまりないですよね。今まで見たことがない、珍しい植物の説明を聞きながら改めて感じました。
中でも衝撃的だったのが、絞め殺しの木のお話です。絞め殺しの木とは、熱帯に分布するイチジク属や一部のつる植物などの俗称だそうですが、その一つが「アコウ」という植物。他の植物に巻き付いて、絞め殺すように成長していくという驚きの植物なのです。画像にあるのがまさにそうなのですが、絞め殺している感じが伝わりますか?生き残るための戦略とはいえ、実際に見ると恐ろしさを感じます・・・。
イリオモテガイドウォークは、ジャングルコースとマングローブコースの2つがあります。それぞれ隔日開催で45分のツアー。どちらも西表島の自然について知ることができ、島の滞在を豊かなものにしてくれること間違いなしです。ジャングルコースに参加する場合は、虫よけスプレーをしておくと安心ですよ。
イリオモテガイドウォーク ジャングルコース
距離:約45分
料金:無料
期間:2021年7月24日〜通年(隔日開催)
時間 9:00、10:00、16:00、17:00(各回約45分間)
対象:どなたでも(定員8名、最小催行人員1名より)
場所:ホテル敷地内のジャングル
イリオモテガイドウォーク マングローブコース
距離:約45分
料金:無料
期間:2021年7月25日〜通年(隔日開催)
時間 9:00、10:00、16:00、17:00(各回約45分間)
対象:どなたでも(定員8名、最小催行人員1名より)
場所:月ヶ浜から浦内川河口
詳しくはこちらから
夕暮れに染まる幻想的な景色を楽しむ、マングローブカヤック
夕暮れの時間に合わせて、幻想的な風景を楽しむ「夕暮れマングローブカヤック」を体験。淡水と海水の混ざり合う場所に生息しているマングローブを見ながら、夕暮れのカヤックを楽しめます。マングローブは、木の名前ではなく植物の総称のこと。こちらのマングローブは、「ヤエヤマヒルギ」という名前です。この日は10月下旬、夕暮れどきは少し風もあり涼しさも感じられる気候で、気持ちよく癒やしの時間を過ごせました。マングローブカヤックに参加する場合は、日焼け対策と濡れても良い服装で参加してくださいね。
夕暮れマングローブカヤック
料金:13歳〜70歳 3,960円 7歳〜12歳 3,080円 3歳〜6歳 2,200円
期間:通年
時間:夕暮れ時間にあわせて
対象:3歳〜70歳(定員10名、最小催行人数1名より)
予約:ホテルアクティビティデスク
0980-85-7111(電話受付時間/10:30〜14:00)
予約締め切り:前日18:00まで
詳しくはこちらから
西表島の食材を楽しむ夕食ビュッフェ
夕食はレストランでビュッフェが楽しめます。西表島で親しまれている食材を使った八重山料理と、西表島で使われるスパイスやハーブなどを用いたアジアン料理を日替わりで楽しめます。ラストオーダーは20:30、閉店が21時なので、ゆっくりと食事を楽しみたい人は、早めに行くことをおすすめします。
オリオンビールの生ビールを飲めることにテンションが上がります。南国フルーツと八重山泡盛のカクテル2種もあるので、飲み比べも楽しいですよ。ビールもカクテルも追加料金なしで飲み放題なのがうれしい!滞在1日目は八重山料理のビュッフェで、ライブキッチンでは「黒糖カマイすき焼き」や「ガザミ汁」の提供がありました。カマイはイノシシ、ガザミはワタリガニのことです。ガザミ汁はとってもいい出汁が出ていましたよ。
滞在2日目はアジアン料理。ライブキッチンでは、ふんわりエビつくね、黒糖スペアリブ、ローストビーフ 特製薬味添えの3種を提供。どれもおいしかったです。エビつくねにはパクチーをたっぷりとトッピング。スペアリブには、シークワーサーをギュッと絞っていただきます!
食後のデザートにはアイスクリーム&シャーベットがおすすめ。どのフレーバーもおいしいですが、特におすすめは「ブルーソルト」。口直しにもピッタリです。
夕食ビュッフェ
17:30~19:30最終入店
20:30 ラストオーダー
21:00 レストラン閉店
※営業時間は変更になる場合があります
野菜とフルーツでビタミンチャージ!南国の空気に包まれていただく朝食
夕食と同じレストランで、朝食もビュッフェスタイルでいただきます。フレーバーウォーターは3種類。ドラゴンフルーツの色が鮮やかで、南国らしさたっぷりですね。
ケーキのような見た目が美しいこちらはサラダ。
胃にやさしいおかゆがあるのもうれしいです。マンゴーコンポートと、シトラスとハーブのシロップ漬けも爽やかな味わいでおいしかった。西表島ではパイナップルの栽培が盛んなので、パイナップルもしっかりいただきました。
朝食
営業時間:6:45~9:00(L.O.)
ビュッフェ形式(3密回避と感染対策を実施)にて提供
(当日予告なく提供内容が変更になる場合があります)
料金:大人 2,400円、7~12歳 1,680円、4~6歳 1,200円 3歳以下 無料
料理内容、料金は変更となる場合があります
夕食と朝食はビュッフェスタイルですが、ランチはアラカルトメニューが楽しめます。レストランでいただくこともできますが、テイクアウトしてお部屋で楽しむことも可能。筆者らは、「ラフテーパインカレー」と「アグー豚のタコライス」をオーダーしました。
昼食
営業時間:12:00~14:00(L.O.)
※当面の間、営業時間が変わる場合がございます。
内容:ラフテーパインカレー 1,000円
アグー豚のタコライス 1,000円
ホットドッグ 1,000円
料理内容・料金は変更となる場合があります。
アクティビティの目玉!秘境「ナーラの滝」では滝壺に飛び込んでほしい
西表島の滞在2日目は、今回の旅の目玉であるアクティビティ「秘境ナーラの滝へ ダイナミック西表島アドベンチャー」に参加しました。その模様はこちらで詳しくレポートしているので、ぜひご覧になってくださいね。
実は雑食!?絶滅危惧種「イリオモテヤマネコ」について知る
西表島といえば思い浮かぶのは、やっぱり「イリオモテヤマネコ」ではないでしょうか?滞在中、どこかで遭遇したいな~と思っていたのですが、そう簡単に遭遇できるものでもないようです。遭遇できる確率が高いのは、夜間と早朝なんだそう。暮らしている場所は田んぼや川、ジャングル、ビーチとさまざま。西表島ホテルでは、イリオモテヤマネコについて知ることができる「イリオモテヤマネコの学校」が毎日開催されています。
国の特別天然記念物にも指定され、島に100頭ほどしか生息していないといわれているイリオモテヤマネコ。実はイノシシやカメも食べるなど、哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫類、両生類まで幅広く食べていることも初めて知りました。また、絶滅危惧種であるイリオモテヤマネコを守るため、交通事故によってその命が失われることを防ぐための取り組みについても学びました。イリオモテヤマネコを守ることが生態系を守ることにつながり、人間である私たちの生活をも守ることになるということが、スライドと共にわかりやすく知ることができますよ。
イリオモテヤマネコの学校
料金:無料
期間:通年(毎日開催)
時間:19:15〜19:45
対象:どなたでも(何名でも可、最小催行人数1名)
定員:何名でも(最小催行人数1名)
予約不要
必ず訪れたい奥西表の絶景ビーチ「イダの浜」
奥西表エリアの美しいビーチ「イダの浜」。西表島に来たらぜひ訪れたい場所です。「イダの浜で遊ぼう!」のツアーでは、白浜港から船でイダの浜へ上陸し、海に入れば美しいサンゴ礁と熱帯魚をシュノーケルで楽しむことができます。ビーチではポップアップテントが借りられるのもありがたい。日差しが強い季節には助かりますね。
筆者らがツアーを楽しんだのは10月下旬、時折雨がパラつく天気で少し寒いくらい。ウエットスーツがあれば、問題なく海に入れました。この日は波もあり、泳ぎに自信がない筆者はガイドさんに引っ張ってもらいながら、サンゴ礁と熱帯魚がたくさん見られるポイントへ連れていってもらいました。ガイドさん曰く、天気が良く海のコンディションが良い日はもっと沢山魚がいるんだとか。それでも、カラフルな魚たちを見ることができました。
シュノーケルを楽しみ、砂浜を歩いていると、せっせと動くヤドカリがたくさん見られます。人の気配を感じると身を隠してしまうのですが、ヤドカリの動きをつい目で追ってしまうんですよね。
そして、砂浜を歩くと探してしまう貝殻たち。イダの浜での滞在を思う存分満喫しました!
イダの浜で遊ぼう!
距離:ホテル発→白浜港(船)→イダの浜
イダの浜発(船)→白浜港→ホテル
料金:13歳以上 7,150円 7歳〜12歳 6,050円 3歳〜6歳 4,950円 0歳〜2歳 3,850円
期間 午前:通年
午後:2021年10月1日~2021年11月30日・2022年3月1日~2022年3月31日
時間 8:20~12:00/13:20~17:00
対象:どなたでも(定員8名、最小催行人数2名より)
予約:ホテルアクティビティデスク
0980-85-7111(電話受付時間/10:30〜14:00)
予約締め切り:前日18:00まで
詳しくはこちらから
西表島の大自然を思いっきり満喫した3日間。精力的にアクティビティに参加し、ジャングル、滝、海、川と西表島でしか見られない景色を思う存分楽しむことができました。その壮大なスケールに、ここって日本なんだ・・・と感じることもしばしば。非日常感も味わえる、西表島での滞在を楽しんでみませんか?
星野リゾート 西表島ホテル
住所:沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
宿泊予約:0570-073-022 (9:30〜18:00)
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
公式ページ:https://iriomotehotel.com/
>>>予約はこちらから
[All Photos by Aya Yamaguchi & Chika]
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世界遺産・西表島へのアクセス
西表島へのアクセスは、東京から石垣空港まで飛行機で約3時間30分。石垣空港からユーグレナ石垣港離島ターミナルへ移動し、西表島上原港までフェリーで約50分です。西表島には、上原港と大原港の2つの港があり、それぞれ全く異なる場所にあるため注意が必要です。星野リゾート 西表島ホテルに近いのは上原港なので、間違えないようにしましょう。上原港からは送迎バスに乗り、約10分でホテルに到着します。
>>>石垣島のまとめ情報はこちら
筆者らは羽田発6:45の飛行機に乗り、西表島ホテルに到着したのは12:30頃、途中の乗り換え時間も含めた大まかな所要時間は5時間45分程度でした。
ビーチまで徒歩1分!星野リゾート 西表島ホテル
ホテルにチェックインすると、イリオモテヤマネコデザインのエコバッグとレンタルボトルを渡されます。西表島ホテルでは、プラスチックごみを減らす取り組みの一環として、客室にはペットボトルウォーターを置いていません。冷蔵庫には飲料水が入ったウォーターボトルが1本用意されていますが、なくなったらホテルロビー横にあるラウンジのウォーターサーバー(無料)を利用しましょう。滞在中はレンタルボトルに水を入れて飲料水として利用できるシステムです。もちろんマイボトルを持参してもOK。エコバッグは宿泊客にプレゼントされるもので、滞在中の荷物持ち運びにフル活用しました。
ラウンジには、ウォーターサーバー以外にも、ジュースやさんぴん茶(提供時間は12:30-18:00頃まで)、コーヒー、カフェオレ、カプチーノ、ハーブティなどが用意されており自由に楽しめます。
ロビーからはプールが見え、リゾートホテルに来たんだなと実感します。プールサイドのデッキチェアーでのんびり過ごすのもいいですし、プールで冷えた身体を屋外ジェットバスで温めることもできます。プールは8時~日没まで利用可能。夜のプールサイドから見る景色も素敵です。
西表島ホテルが面している月ヶ浜にすぐ出られるのもポイントが高いですね。宿泊者は、月ヶ浜で利用できるビーチチェアやパラソルを無料でレンタルできます。月ヶ浜はトゥドゥマリの浜とも呼ばれ、三日月のような形をしているビーチであることからその名がついたそうですよ。
月ヶ浜では、夕暮れどきに合わせて「サンダウナー」と呼ばれる、スパークリングワインのふるまいもあります。波の音を聞きながら、スパークリングワイン片手にサンセットを見られるなんて最高ですよね。
Sundowner (サンダウナー)
場所:月ヶ浜、プールサイド
時間:17:30~18:30 ※日没時間により前後あり
予約不要
歯ブラシやクシなどアメニティは持参しよう
今回宿泊したのは、最上階にある42平方メートルのスーペリアツイン。最大4~5名まで宿泊可能です。アクティビティを楽しむことが多い西表島の滞在にうれしい、ゆったりくつろげるデイベッドが備えられています。ビーチやプールで思いっきり遊んだ後に、デイベッドでうたた寝なんていうのもいいですよね。
開放感があるさらに広い、54平方メートルのデラックスツインのお部屋もあります。テラスも広々しており、ゆったりと過ごせそう。
部屋のアメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープのみ。西表島ホテルでは、2021年6月から歯ブラシやクシ、ひげそりなど、使い捨てアメニティの提供をしていません。必要なものは自分で持参しましょう。プラスチックごみを減らし、環境への負担を減らすことが目的です。大自然に囲まれている環境のため、部屋には虫よけスプレー、置くタイプの虫よけベープも用意されています。その他、冷蔵庫(冷凍庫付き)、貴重品ボックス、無料wifiも利用できます。
部屋には、ドライヤーやナイトウェアもそろっています。
旅行中、「メイク落としを忘れた!」なんてことがあっても大丈夫。ホテル1階にあるショップでは、メイク落としや日焼け止め、うっかり日焼けをしてしまった場合に使えるアロエジェルまで売っています。生理用ナプキンやタンポン、コンタクトレンズの洗浄液までそろっているので、万が一の場合に助かりますね。
ショップでは、お酒のラインナップも充実しています。オリオンビールはもちろん、琉球ハブボール、琉球レモンサワー、パッケージが可愛いクラフトビールなど。部屋飲みも楽しめるのでうれしいです。泡盛もそろっているので、お土産にいいですね。
イリオモテヤマネコクッキーは可愛くてお土産にもピッタリ。1箱3枚入り、920円(税込)です。
西表島に生息する希少な生き物たちをTシャツにした、「図鑑Tシャツ」(4,800円・税込)も人気だそう。
生き抜くための戦略!絞め殺しの木に衝撃
ホテルに到着後、イリオモテガイドウォークに参加。ジャングルコースでは、敷地内にあるジャングルをガイドが案内してくれます。今回案内してくれたのは山下さん。西表島に生息するさまざまな動植物を実際に見ながら、生態や生き延びるための戦略について学びます。そういえば、このようなジャングルに生息する植物について知る機会ってあまりないですよね。今まで見たことがない、珍しい植物の説明を聞きながら改めて感じました。
中でも衝撃的だったのが、絞め殺しの木のお話です。絞め殺しの木とは、熱帯に分布するイチジク属や一部のつる植物などの俗称だそうですが、その一つが「アコウ」という植物。他の植物に巻き付いて、絞め殺すように成長していくという驚きの植物なのです。画像にあるのがまさにそうなのですが、絞め殺している感じが伝わりますか?生き残るための戦略とはいえ、実際に見ると恐ろしさを感じます・・・。
イリオモテガイドウォークは、ジャングルコースとマングローブコースの2つがあります。それぞれ隔日開催で45分のツアー。どちらも西表島の自然について知ることができ、島の滞在を豊かなものにしてくれること間違いなしです。ジャングルコースに参加する場合は、虫よけスプレーをしておくと安心ですよ。
イリオモテガイドウォーク ジャングルコース
距離:約45分
料金:無料
期間:2021年7月24日〜通年(隔日開催)
時間 9:00、10:00、16:00、17:00(各回約45分間)
対象:どなたでも(定員8名、最小催行人員1名より)
場所:ホテル敷地内のジャングル
イリオモテガイドウォーク マングローブコース
距離:約45分
料金:無料
期間:2021年7月25日〜通年(隔日開催)
時間 9:00、10:00、16:00、17:00(各回約45分間)
対象:どなたでも(定員8名、最小催行人員1名より)
場所:月ヶ浜から浦内川河口
詳しくはこちらから
夕暮れに染まる幻想的な景色を楽しむ、マングローブカヤック
夕暮れの時間に合わせて、幻想的な風景を楽しむ「夕暮れマングローブカヤック」を体験。淡水と海水の混ざり合う場所に生息しているマングローブを見ながら、夕暮れのカヤックを楽しめます。マングローブは、木の名前ではなく植物の総称のこと。こちらのマングローブは、「ヤエヤマヒルギ」という名前です。この日は10月下旬、夕暮れどきは少し風もあり涼しさも感じられる気候で、気持ちよく癒やしの時間を過ごせました。マングローブカヤックに参加する場合は、日焼け対策と濡れても良い服装で参加してくださいね。
夕暮れマングローブカヤック
料金:13歳〜70歳 3,960円 7歳〜12歳 3,080円 3歳〜6歳 2,200円
期間:通年
時間:夕暮れ時間にあわせて
対象:3歳〜70歳(定員10名、最小催行人数1名より)
予約:ホテルアクティビティデスク
0980-85-7111(電話受付時間/10:30〜14:00)
予約締め切り:前日18:00まで
詳しくはこちらから
西表島の食材を楽しむ夕食ビュッフェ
夕食はレストランでビュッフェが楽しめます。西表島で親しまれている食材を使った八重山料理と、西表島で使われるスパイスやハーブなどを用いたアジアン料理を日替わりで楽しめます。ラストオーダーは20:30、閉店が21時なので、ゆっくりと食事を楽しみたい人は、早めに行くことをおすすめします。
オリオンビールの生ビールを飲めることにテンションが上がります。南国フルーツと八重山泡盛のカクテル2種もあるので、飲み比べも楽しいですよ。ビールもカクテルも追加料金なしで飲み放題なのがうれしい!滞在1日目は八重山料理のビュッフェで、ライブキッチンでは「黒糖カマイすき焼き」や「ガザミ汁」の提供がありました。カマイはイノシシ、ガザミはワタリガニのことです。ガザミ汁はとってもいい出汁が出ていましたよ。
滞在2日目はアジアン料理。ライブキッチンでは、ふんわりエビつくね、黒糖スペアリブ、ローストビーフ 特製薬味添えの3種を提供。どれもおいしかったです。エビつくねにはパクチーをたっぷりとトッピング。スペアリブには、シークワーサーをギュッと絞っていただきます!
食後のデザートにはアイスクリーム&シャーベットがおすすめ。どのフレーバーもおいしいですが、特におすすめは「ブルーソルト」。口直しにもピッタリです。
夕食ビュッフェ
17:30~19:30最終入店
20:30 ラストオーダー
21:00 レストラン閉店
※営業時間は変更になる場合があります
野菜とフルーツでビタミンチャージ!南国の空気に包まれていただく朝食
夕食と同じレストランで、朝食もビュッフェスタイルでいただきます。フレーバーウォーターは3種類。ドラゴンフルーツの色が鮮やかで、南国らしさたっぷりですね。
ケーキのような見た目が美しいこちらはサラダ。
胃にやさしいおかゆがあるのもうれしいです。マンゴーコンポートと、シトラスとハーブのシロップ漬けも爽やかな味わいでおいしかった。西表島ではパイナップルの栽培が盛んなので、パイナップルもしっかりいただきました。
朝食
営業時間:6:45~9:00(L.O.)
ビュッフェ形式(3密回避と感染対策を実施)にて提供
(当日予告なく提供内容が変更になる場合があります)
料金:大人 2,400円、7~12歳 1,680円、4~6歳 1,200円 3歳以下 無料
料理内容、料金は変更となる場合があります
夕食と朝食はビュッフェスタイルですが、ランチはアラカルトメニューが楽しめます。レストランでいただくこともできますが、テイクアウトしてお部屋で楽しむことも可能。筆者らは、「ラフテーパインカレー」と「アグー豚のタコライス」をオーダーしました。
昼食
営業時間:12:00~14:00(L.O.)
※当面の間、営業時間が変わる場合がございます。
内容:ラフテーパインカレー 1,000円
アグー豚のタコライス 1,000円
ホットドッグ 1,000円
料理内容・料金は変更となる場合があります。
アクティビティの目玉!秘境「ナーラの滝」では滝壺に飛び込んでほしい
西表島の滞在2日目は、今回の旅の目玉であるアクティビティ「秘境ナーラの滝へ ダイナミック西表島アドベンチャー」に参加しました。その模様はこちらで詳しくレポートしているので、ぜひご覧になってくださいね。
実は雑食!?絶滅危惧種「イリオモテヤマネコ」について知る
西表島といえば思い浮かぶのは、やっぱり「イリオモテヤマネコ」ではないでしょうか?滞在中、どこかで遭遇したいな~と思っていたのですが、そう簡単に遭遇できるものでもないようです。遭遇できる確率が高いのは、夜間と早朝なんだそう。暮らしている場所は田んぼや川、ジャングル、ビーチとさまざま。西表島ホテルでは、イリオモテヤマネコについて知ることができる「イリオモテヤマネコの学校」が毎日開催されています。
国の特別天然記念物にも指定され、島に100頭ほどしか生息していないといわれているイリオモテヤマネコ。実はイノシシやカメも食べるなど、哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫類、両生類まで幅広く食べていることも初めて知りました。また、絶滅危惧種であるイリオモテヤマネコを守るため、交通事故によってその命が失われることを防ぐための取り組みについても学びました。イリオモテヤマネコを守ることが生態系を守ることにつながり、人間である私たちの生活をも守ることになるということが、スライドと共にわかりやすく知ることができますよ。
イリオモテヤマネコの学校
料金:無料
期間:通年(毎日開催)
時間:19:15〜19:45
対象:どなたでも(何名でも可、最小催行人数1名)
定員:何名でも(最小催行人数1名)
予約不要
必ず訪れたい奥西表の絶景ビーチ「イダの浜」
奥西表エリアの美しいビーチ「イダの浜」。西表島に来たらぜひ訪れたい場所です。「イダの浜で遊ぼう!」のツアーでは、白浜港から船でイダの浜へ上陸し、海に入れば美しいサンゴ礁と熱帯魚をシュノーケルで楽しむことができます。ビーチではポップアップテントが借りられるのもありがたい。日差しが強い季節には助かりますね。
筆者らがツアーを楽しんだのは10月下旬、時折雨がパラつく天気で少し寒いくらい。ウエットスーツがあれば、問題なく海に入れました。この日は波もあり、泳ぎに自信がない筆者はガイドさんに引っ張ってもらいながら、サンゴ礁と熱帯魚がたくさん見られるポイントへ連れていってもらいました。ガイドさん曰く、天気が良く海のコンディションが良い日はもっと沢山魚がいるんだとか。それでも、カラフルな魚たちを見ることができました。
シュノーケルを楽しみ、砂浜を歩いていると、せっせと動くヤドカリがたくさん見られます。人の気配を感じると身を隠してしまうのですが、ヤドカリの動きをつい目で追ってしまうんですよね。
そして、砂浜を歩くと探してしまう貝殻たち。イダの浜での滞在を思う存分満喫しました!
イダの浜で遊ぼう!
距離:ホテル発→白浜港(船)→イダの浜
イダの浜発(船)→白浜港→ホテル
料金:13歳以上 7,150円 7歳〜12歳 6,050円 3歳〜6歳 4,950円 0歳〜2歳 3,850円
期間 午前:通年
午後:2021年10月1日~2021年11月30日・2022年3月1日~2022年3月31日
時間 8:20~12:00/13:20~17:00
対象:どなたでも(定員8名、最小催行人数2名より)
予約:ホテルアクティビティデスク
0980-85-7111(電話受付時間/10:30〜14:00)
予約締め切り:前日18:00まで
詳しくはこちらから
西表島の大自然を思いっきり満喫した3日間。精力的にアクティビティに参加し、ジャングル、滝、海、川と西表島でしか見られない景色を思う存分楽しむことができました。その壮大なスケールに、ここって日本なんだ・・・と感じることもしばしば。非日常感も味わえる、西表島での滞在を楽しんでみませんか?
星野リゾート 西表島ホテル
住所:沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
宿泊予約:0570-073-022 (9:30〜18:00)
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
公式ページ:https://iriomotehotel.com/
>>>予約はこちらから
[All Photos by Aya Yamaguchi & Chika]
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