2021年11月より、海外からの渡航者受入れを再開し始めたオーストラリア。筆者の暮らすクイーンズランド州でも、2022年1月22日より国境を再開することになりました。海外旅行を待ち侘びていた人にとっては、まさに朗報! 渡航の条件をお伝えするとともに、現地の状況、期間限定でビザ代が0円になる情報など……ゴールドコースト在住ライターがお伝えします。
入国受け入れの対象者、そして条件とは?
クイーンズランド州は2022年1月22日より、国外からの渡航者を受け入れる旨を発表。これは2020年パンデミックが始まって以来なので、約2年ぶりの国境再開といううれしいニュース。筆者の暮らすゴールドコーストでも、盛り上がりを見せています。旅行者・留学生・ワーキングホリデーメーカーも入国可能となり、渡豪を待ち侘びていた人達にとってはうれしいニュースではないでしょうか?
ポイントは「ワクチン接種完了者は、隔離なしで入国ができる点」。ただしQLD州に入州後24時間以内に、迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を受けること。またワクチン未接種者は、州政府指定の施設にて14日間の隔離が必要です。
現地のコロナ事情
さて気になる現地の様子ですが……。結論から言うと、日本同様オミクロンの影響で、感染者数はかなり多いのが現状です。本日(1月22日時点)、クイーンズランド州における1日の新規感染者数は1万5千人以上。これは医療機関などで検査を受けて陽性となった人の数であり、実際はもっと多いと考えられます。また大多数は軽症と言われていますが、それでも入院者は884名、内ICU患者52名、残念ながらお亡くなりになられた方も10名いらっしゃいます。
深刻なスタッフ不足、打開策は?
そういう訳で医療機関を始め、レストランやショッピングセンターではスタッフ不足が深刻化。臨時休業を余儀なくされる店も少なくありません。スーパーでも肉や野菜・トイレットペーパーなど多くの商品が売り切れで、棚がガランと空いていることもしばしば。パニック買いが起きているのかと思えど、聞けばスタッフ不足で業者から品物が届かないのだそう。
期間限定!ビザ代が0円に!?
国境再開の目的の一つには、そんなオーストラリアの労働力を補いたいという狙いも。留学生・ワーキングホリデーメーカーの方々にこの国で働いてもらうことで、深刻なスタッフ不足を乗り切ろうという訳です。
そこで2022年1月19日モリソン首相は、下記の条件を満たすワクチン接種完了者に対して、ビザ申請料金をキャッシュバックする旨を発表。
現在オーストラリア国外におり、
●2カ月以内に学生ビザで到着した者(2022年3月19日までに入国)
●3カ月以内にワーキングホリデービザで到着した者(2022年4月19日までに入国)
学生ビザAUS630ドル(約52,000円)、ワーホリビザAUS495ドル(約40,500円)が、実質無料になるので、かなりお得ですよね?
2022年はオーストラリアの大自然を満喫
コロナ禍でまだまだ余談を許さぬ状況が続くオーストラリア。しかし2年間閉ざされていた国境のドアが再び開いたことは、大きな一歩と言えるのではないでしょうか? 海外に出たくてウズウズしているあなた、数カ月後にはグレートバリアリーフでのんびり過ごしてる……かもしれませんね。
注意)上記の条件は2022年1月22日執筆時点での情報となります。コロナ関連の規制は頻繁に変更となる場合がありますので、渡豪なさる際は事前にご自身で最新情報を政府公式ページにてご確認下さい。
また空港会社によってはワクチン接種完了やPCR検査の陰性証明など、独自の搭乗条件を設けている場合があります。予約前に、空港会社へ直接確認することを強くおすすめします。
【参考】
Joint media release with the Hon. Josh Frydenberg MP - Student and Working Holiday Maker visa holders
Queensland Government Coronavirus (COVID-19)
[All photos by Shutterstock.com]
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入国受け入れの対象者、そして条件とは?
クイーンズランド州は2022年1月22日より、国外からの渡航者を受け入れる旨を発表。これは2020年パンデミックが始まって以来なので、約2年ぶりの国境再開といううれしいニュース。筆者の暮らすゴールドコーストでも、盛り上がりを見せています。旅行者・留学生・ワーキングホリデーメーカーも入国可能となり、渡豪を待ち侘びていた人達にとってはうれしいニュースではないでしょうか?
ポイントは「ワクチン接種完了者は、隔離なしで入国ができる点」。ただしQLD州に入州後24時間以内に、迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を受けること。またワクチン未接種者は、州政府指定の施設にて14日間の隔離が必要です。
現地のコロナ事情
さて気になる現地の様子ですが……。結論から言うと、日本同様オミクロンの影響で、感染者数はかなり多いのが現状です。本日(1月22日時点)、クイーンズランド州における1日の新規感染者数は1万5千人以上。これは医療機関などで検査を受けて陽性となった人の数であり、実際はもっと多いと考えられます。また大多数は軽症と言われていますが、それでも入院者は884名、内ICU患者52名、残念ながらお亡くなりになられた方も10名いらっしゃいます。
深刻なスタッフ不足、打開策は?
そういう訳で医療機関を始め、レストランやショッピングセンターではスタッフ不足が深刻化。臨時休業を余儀なくされる店も少なくありません。スーパーでも肉や野菜・トイレットペーパーなど多くの商品が売り切れで、棚がガランと空いていることもしばしば。パニック買いが起きているのかと思えど、聞けばスタッフ不足で業者から品物が届かないのだそう。
期間限定!ビザ代が0円に!?
国境再開の目的の一つには、そんなオーストラリアの労働力を補いたいという狙いも。留学生・ワーキングホリデーメーカーの方々にこの国で働いてもらうことで、深刻なスタッフ不足を乗り切ろうという訳です。
そこで2022年1月19日モリソン首相は、下記の条件を満たすワクチン接種完了者に対して、ビザ申請料金をキャッシュバックする旨を発表。
現在オーストラリア国外におり、
●2カ月以内に学生ビザで到着した者(2022年3月19日までに入国)
●3カ月以内にワーキングホリデービザで到着した者(2022年4月19日までに入国)
学生ビザAUS630ドル(約52,000円)、ワーホリビザAUS495ドル(約40,500円)が、実質無料になるので、かなりお得ですよね?
2022年はオーストラリアの大自然を満喫
コロナ禍でまだまだ余談を許さぬ状況が続くオーストラリア。しかし2年間閉ざされていた国境のドアが再び開いたことは、大きな一歩と言えるのではないでしょうか? 海外に出たくてウズウズしているあなた、数カ月後にはグレートバリアリーフでのんびり過ごしてる……かもしれませんね。
注意)上記の条件は2022年1月22日執筆時点での情報となります。コロナ関連の規制は頻繁に変更となる場合がありますので、渡豪なさる際は事前にご自身で最新情報を政府公式ページにてご確認下さい。
また空港会社によってはワクチン接種完了やPCR検査の陰性証明など、独自の搭乗条件を設けている場合があります。予約前に、空港会社へ直接確認することを強くおすすめします。
【参考】
Joint media release with the Hon. Josh Frydenberg MP - Student and Working Holiday Maker visa holders
Queensland Government Coronavirus (COVID-19)
[All photos by Shutterstock.com]
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