世界がパンデミックになって早2年。しかしながら、観光産業で成り立つ国「モルディブ」は2020年7月からすでに観光客を受け入れていて、とにかく世界からのツーリストで賑わっているというのです。ホントに?自分の目で確かようと、出張という名のもと2022年の1月10日から1週間で2つのリゾートを旅してきました。
みなさん、マスクを外しましょう!
「みなさん、マスクを外しましょう!」 初モルディブの最初のリゾートホテル「プルマン・モルディブ・マームター・リゾート」に夜到着して、すぐに言われた言葉です。レストランに行くカートの中でスタッフからそう言われてマスクを取りました。最初は後ろめたい気持ちもありましたが、リゾート内ではスタッフ以外誰もしておらず、ゲストがマスクをしていると、逆に怖がられる印象。
滞在しているうちに、コロナ禍である事実もすっかり忘れてしまうくらいの感覚でした。
今回はカタール航空を利用して、ドーハを経由してモルディブのヴェラナ国際空港へ向かいました。リゾートに着く前、まず! 中東のハブ空港ドーハの乗り継ぎで、コロナ前と変わらない空港内の活気に唖然としました。世界では皆、普通に旅している! これも日本と大違い! 世界はウィズ・コロナで確実に前へ向かっている、と肌で感じました。
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翌朝、目覚めてみる世界はこの世の楽園!!
泊ったのは1戸建てのプール付きのオーシャンプールヴィラ。見渡す限りの海!!
2019年9月にモルディブの南のガーフアリア環礁にオープンした5つ星「プルマン・モルディブ・マームター・リゾート」、19ヘクタールもの広大な敷地の島に全122ヴィラが建ち、島を歩くと1時間強かかります。
「プルマン」はアコーホテルズが世界33カ国で117のホテルを展開するフランスのホテルブランドで、「今までにない快適さとウェルネスを兼ね備えた最先端ホテル」がコンセプトです。
マーレ空港から飛行機で約1時間、ガーフアリア環礁に2つある空港のうち、クゥドゥ(Kooddoo)空港からボートで約15分の距離にあります。
部屋の居心地の良さと、オールインクルーシブという幸せ
客室のデザインは、ブルーとベージュを基調としたモダンカジュアル。
モルディブの伝統様式にモダンライフスタイルをミックスさせています。
このホテルの大きな特徴と魅力は下記の5つ。
1.マーレから遠い南のガーフアリア環礁にあり、大自然にあふれ、ユニークな海洋生物が多い。
2.ウェルネスを意識したオーガニック、ベジタリアンに力を入れている
3.水中のヴィラが2部屋ある(モルディブで水中ヴィラがあるのは2つ)
4.フィットネスプログラムが充実
5.食事もお酒もすべて宿泊料金に含まれるオールインクルーシブ、パッケージが充実
筆者が何より惹かれたのは、上写真の島で自生する熱帯植物のパワーです。ホテル内の小径を歩きながら元気をいただけます。
部屋はベッドルームとドレッサールーム、半屋外のバスルーム、外のプールエリアに分かれ、海側から浴室へと心地よい風が吹き抜ける造りです。1日過ごしてみると、もうわが家。
この部屋に戻ってくることが喜びになります! 毎日、朝夕と泡風呂を楽しみました。
ミニバーは1日2回補充。ソフトドリンク、ビール、ワイン、スピリッツ系とドリンクも充実し、チョコレートやナッツ類も引き出しにそろっています。筆者は一番下の引き出しを開けず、チョコレートの存在を知らずで過ごしたので、まずは部屋に入ったら全部チェックしましょう。
レストラン&バーは5つ、料理の質はさすがフランス!
メインレストランはビュッフェ式のメランジェ(Melange)。朝食はここでいただきます。
ビュッフェ式レストラン、というと、おいしいものとそうでないものがあったりするのが普通ですが、ここは全部が合格点! モルディブ料理、洋食、肉料理、魚料理、サラダコーナーと分かれていて、すべてスタッフがサーブしてくれます。
とくにお気に入りは、ブロッコリーのカレー。カレーは流石においしいので、全部試してみました。
マリネサラダや生野菜など、すべてがフレッシュでヘルシー。
デザートメニューは毎日変わります。
筆者たちのヴィラから歩いてすぐの「ソル・ライジング(Sol Rising)」。カクテルや飲み物、朝食も取れます。
ソルライジングの隣にある地中海&中東料理の「スーク・オーブン(Souq Oven)。こちらの料理は大ヒット! モロッコ料理のハリラスープや、シーフード煮込み料理のタジンなど、日本人の口によく合います。スークとは市場のことです。写真はソルライジングのヘルシー朝食。
ベジタリアンレストラン「ファットカメレオン(Phat Chameleon)」はホテルのシグニチャーレストラン。創作料理の盛り付けも楽しめます。
しっかり泳げるプールと、無人の砂州ビーチ
プールは3つあります。レストラン・メランジェ横のプールに2つ。ゲストは家族連れが多いと感じました。
こちらは、レストラン&バー「ソル・ライジング(Sol Rising)」のプール。
そして、島とっておきのビーチが「パノラマ・ローン(Panorama Lawn)。正午前位に砂州ができて、無人島へ渡れます。
こちらの海、合成なしの天然の色。ブルーの世界にカラダが溶けていくよう。
広い敷地内は自転車で移動すると楽チンです。1日10ドルで借りられます。
滞在中は何もしない、ただ毎日、大自然のドラマを見る
コロナ禍にあって、この2年、海外はおろか、国内旅行もできなかった私たち。大自然に抱かれて過ごす、何もしない1日。
朝日の頃に目覚め、日中はスパ三昧。スパが終わったら、近いソル・ライジングで好きなカクテルをオーダー。本を読んだり、うたた寝したり。夜はグルメに舌鼓、ほろ酔いになって夜は熟睡……。これがホントの命の洗濯。久しぶりに味わった気がします。
「プルマン・スパ」内で、まずはフットソーク。
その後、24金のトリートメントで全身をマッサージする、アムラゴールドスキンケアを体験しました。
金は、アンチエイジング効果があり、また紫外線から肌を守ります。
ココナッツアイランドでダイビング体験も
プルマンからボートで20分くらいのところにある、ココナッツアイランドでダイビングも体験しました。25~30mはある、ド迫力のドロップオフ! そこには見たこともないほどの魚影の濃さ……。
2本目は、タートルコーブというポイント。ファンダイブで見た魚は、スティングレイ、スピナーシャーク、ウツボ、スジダイ、バラクーダ、ナポレオンフィッシュ、カメ他、20種以上……。圧巻でした!
この縞々のバットフィッシュは、好奇心旺盛な魚で、筆者が潜った1時間の間、ずっと後ろをついてくるのです。最後にはたまらなく愛おしくなりました。モルディブダイビング、最高です! 後編に続きます。
取材協力:モルディブ政府観光局
●プルマン・モルディブ・マームター・リゾート
Pullman Maldives Maamutaa
住所:Maamutaa Island, 20219 Gaafu Alifu Atoll,Maldives
電話: +960 6820909
料金(目安):ローシーズン1泊1200US$~、ハイシーズン1泊1900US$~
HP:https://www.pullmanmaldivesmaamutaa.com/
[All photos by SACHIKO SUZUKI]
みなさん、マスクを外しましょう!
「みなさん、マスクを外しましょう!」 初モルディブの最初のリゾートホテル「プルマン・モルディブ・マームター・リゾート」に夜到着して、すぐに言われた言葉です。レストランに行くカートの中でスタッフからそう言われてマスクを取りました。最初は後ろめたい気持ちもありましたが、リゾート内ではスタッフ以外誰もしておらず、ゲストがマスクをしていると、逆に怖がられる印象。
滞在しているうちに、コロナ禍である事実もすっかり忘れてしまうくらいの感覚でした。
今回はカタール航空を利用して、ドーハを経由してモルディブのヴェラナ国際空港へ向かいました。リゾートに着く前、まず! 中東のハブ空港ドーハの乗り継ぎで、コロナ前と変わらない空港内の活気に唖然としました。世界では皆、普通に旅している! これも日本と大違い! 世界はウィズ・コロナで確実に前へ向かっている、と肌で感じました。
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翌朝、目覚めてみる世界はこの世の楽園!!
泊ったのは1戸建てのプール付きのオーシャンプールヴィラ。見渡す限りの海!!
2019年9月にモルディブの南のガーフアリア環礁にオープンした5つ星「プルマン・モルディブ・マームター・リゾート」、19ヘクタールもの広大な敷地の島に全122ヴィラが建ち、島を歩くと1時間強かかります。
「プルマン」はアコーホテルズが世界33カ国で117のホテルを展開するフランスのホテルブランドで、「今までにない快適さとウェルネスを兼ね備えた最先端ホテル」がコンセプトです。
マーレ空港から飛行機で約1時間、ガーフアリア環礁に2つある空港のうち、クゥドゥ(Kooddoo)空港からボートで約15分の距離にあります。
部屋の居心地の良さと、オールインクルーシブという幸せ
客室のデザインは、ブルーとベージュを基調としたモダンカジュアル。
モルディブの伝統様式にモダンライフスタイルをミックスさせています。
このホテルの大きな特徴と魅力は下記の5つ。
1.マーレから遠い南のガーフアリア環礁にあり、大自然にあふれ、ユニークな海洋生物が多い。
2.ウェルネスを意識したオーガニック、ベジタリアンに力を入れている
3.水中のヴィラが2部屋ある(モルディブで水中ヴィラがあるのは2つ)
4.フィットネスプログラムが充実
5.食事もお酒もすべて宿泊料金に含まれるオールインクルーシブ、パッケージが充実
筆者が何より惹かれたのは、上写真の島で自生する熱帯植物のパワーです。ホテル内の小径を歩きながら元気をいただけます。
部屋はベッドルームとドレッサールーム、半屋外のバスルーム、外のプールエリアに分かれ、海側から浴室へと心地よい風が吹き抜ける造りです。1日過ごしてみると、もうわが家。
この部屋に戻ってくることが喜びになります! 毎日、朝夕と泡風呂を楽しみました。
ミニバーは1日2回補充。ソフトドリンク、ビール、ワイン、スピリッツ系とドリンクも充実し、チョコレートやナッツ類も引き出しにそろっています。筆者は一番下の引き出しを開けず、チョコレートの存在を知らずで過ごしたので、まずは部屋に入ったら全部チェックしましょう。
レストラン&バーは5つ、料理の質はさすがフランス!
メインレストランはビュッフェ式のメランジェ(Melange)。朝食はここでいただきます。
ビュッフェ式レストラン、というと、おいしいものとそうでないものがあったりするのが普通ですが、ここは全部が合格点! モルディブ料理、洋食、肉料理、魚料理、サラダコーナーと分かれていて、すべてスタッフがサーブしてくれます。
とくにお気に入りは、ブロッコリーのカレー。カレーは流石においしいので、全部試してみました。
マリネサラダや生野菜など、すべてがフレッシュでヘルシー。
デザートメニューは毎日変わります。
筆者たちのヴィラから歩いてすぐの「ソル・ライジング(Sol Rising)」。カクテルや飲み物、朝食も取れます。
ソルライジングの隣にある地中海&中東料理の「スーク・オーブン(Souq Oven)。こちらの料理は大ヒット! モロッコ料理のハリラスープや、シーフード煮込み料理のタジンなど、日本人の口によく合います。スークとは市場のことです。写真はソルライジングのヘルシー朝食。
ベジタリアンレストラン「ファットカメレオン(Phat Chameleon)」はホテルのシグニチャーレストラン。創作料理の盛り付けも楽しめます。
しっかり泳げるプールと、無人の砂州ビーチ
プールは3つあります。レストラン・メランジェ横のプールに2つ。ゲストは家族連れが多いと感じました。
こちらは、レストラン&バー「ソル・ライジング(Sol Rising)」のプール。
そして、島とっておきのビーチが「パノラマ・ローン(Panorama Lawn)。正午前位に砂州ができて、無人島へ渡れます。
こちらの海、合成なしの天然の色。ブルーの世界にカラダが溶けていくよう。
広い敷地内は自転車で移動すると楽チンです。1日10ドルで借りられます。
滞在中は何もしない、ただ毎日、大自然のドラマを見る
コロナ禍にあって、この2年、海外はおろか、国内旅行もできなかった私たち。大自然に抱かれて過ごす、何もしない1日。
朝日の頃に目覚め、日中はスパ三昧。スパが終わったら、近いソル・ライジングで好きなカクテルをオーダー。本を読んだり、うたた寝したり。夜はグルメに舌鼓、ほろ酔いになって夜は熟睡……。これがホントの命の洗濯。久しぶりに味わった気がします。
「プルマン・スパ」内で、まずはフットソーク。
その後、24金のトリートメントで全身をマッサージする、アムラゴールドスキンケアを体験しました。
金は、アンチエイジング効果があり、また紫外線から肌を守ります。
ココナッツアイランドでダイビング体験も
プルマンからボートで20分くらいのところにある、ココナッツアイランドでダイビングも体験しました。25~30mはある、ド迫力のドロップオフ! そこには見たこともないほどの魚影の濃さ……。
2本目は、タートルコーブというポイント。ファンダイブで見た魚は、スティングレイ、スピナーシャーク、ウツボ、スジダイ、バラクーダ、ナポレオンフィッシュ、カメ他、20種以上……。圧巻でした!
この縞々のバットフィッシュは、好奇心旺盛な魚で、筆者が潜った1時間の間、ずっと後ろをついてくるのです。最後にはたまらなく愛おしくなりました。モルディブダイビング、最高です! 後編に続きます。
取材協力:モルディブ政府観光局
●プルマン・モルディブ・マームター・リゾート
Pullman Maldives Maamutaa
住所:Maamutaa Island, 20219 Gaafu Alifu Atoll,Maldives
電話: +960 6820909
料金(目安):ローシーズン1泊1200US$~、ハイシーズン1泊1900US$~
HP:https://www.pullmanmaldivesmaamutaa.com/
[All photos by SACHIKO SUZUKI]