ドイツ観光局が主催するプレスツアーにTABIZINEライターが参加。首都ベルリンやドレスデンを巡り、バイエルン地方の小さな村オーバーアマガウへ。その後ミュンヘンも訪れました。各地の旅体験とともに、ドイツの今をレポートします。今回は、ドイツ南部のオーバーバイエルン地方の歴代の建物が再現された「グレントライテン野外博物館」を見学。園内では陶器などの実演もされていて完成品が販売されているので、ここでしか手に入らないお土産も見つかりそうですよ。
バイエルン地方の歴史を体感できる「グレントライテン野外博物館」
ドイツの古城めぐりや自然に触れる旅とは一味違う体験を探しているなら、ミュンヘンから南へ約1時間の場所にある「グレントライテン野外博物館(Freilichtmuseum Glentleiten)」へ。広大な敷地には、古くは200年前から50年前までこの地方の伝統的な建物が再現され、一つの村を形成しているかのようになっています。
羊が放牧されている牧草地もあり、なんとものどかな雰囲気。オーバーバイエルン地方の歴史に思いを馳せながら、のんびりと過ごせますよ。
家具なども忠実に再現された多彩な建物
一般的な古民家から、家畜小屋が付いた農家の住居など、年代によってさまざまなタイプの家屋が並ぶ園内。ヨーロッパの小さな村を散歩していると、家の間取りやインテリアはどんな感じなのだろうと想像を掻き立てられることはありませんか? そんな思いに応えてくれるのが、こちらの博物館です。
さまざまな家屋が並ぶ田舎道を歩きながら、気になる家があればそのまま中に入って見学できてしまう、なんとも言えないわくわく感。家の中に入ると、キッチンやリビング、寝室など、家具も含めて忠実に再現されていて、日常がそこにあるかのようです。
手作業で刺繍を施す女性の姿も
ある家には、刺繍の作業をしている女性の姿も。実際に人がいると臨場感が高まります。男性の民族衣装に装着するためのサスペンダーのような2本の帯状の留め具に、一針ずつ丁寧に刺繍を施していましたよ。
紙に書かれたデザインに沿って美しい柄が落とし込まれ、糸の色を変えながら繊細な刺繍が完成していきます。ちなみに、この2本の帯状のサスペンダーすべてに刺繍するのに、70時間も要するのだそうです。
陶芸家の家に潜入
敷地内には、陶芸家が昔ながらの方法で陶器を作っている小さな家もあります。この時は足踏みの轆轤(ろくろ)を回しながら、実際に成形している姿も見学できました。カタンカタンと一定のリズムを奏でる轆轤の音が、なんとも心地よい雰囲気でした。
この土地ならではのお土産も
この家の中には陶芸品がたくさん並んでいて、販売もされているんです。マグカップやお皿、ボウル、小さなポット、バタートレーなどのキッチン用品から、花瓶やガーデン用のデコレーションなど、可愛い陶器の製品がたくさん!
どこか懐かしさを感じさせる絶妙な厚みと手作りの温もりがいい感じです。ここでしか手に入らない、思い出の品がゲットできそう。
陶器を製造する家のほかにも、この地方ならでは工芸品やグッズを扱うショップも博物館の入り口にあります。
工芸品のワークショップも実施
こちらの博物館では陶器の絵付けや、レースや刺繍などの工芸品の手作り体験のほか、ビール工場の見学やパン作り体験など、さまざまなワークショップが日によって開催されています。体験もできると、旅の思い出がいっそう深まりそうですね。
[all photos by minacono]
Please do not use the photos without permission.
[参照]
・Freilichtmuseum Glentleiten(英語): https://www.glentleiten.de/?La=2
取材協力:ドイツ観光局
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【特集:ドイツの今】ローカルな旅が今年のトレンド。知られざる観光スポットの魅力をお届け
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羊が放牧されている牧草地もあり、なんとものどかな雰囲気。オーバーバイエルン地方の歴史に思いを馳せながら、のんびりと過ごせますよ。
家具なども忠実に再現された多彩な建物
一般的な古民家から、家畜小屋が付いた農家の住居など、年代によってさまざまなタイプの家屋が並ぶ園内。ヨーロッパの小さな村を散歩していると、家の間取りやインテリアはどんな感じなのだろうと想像を掻き立てられることはありませんか? そんな思いに応えてくれるのが、こちらの博物館です。
さまざまな家屋が並ぶ田舎道を歩きながら、気になる家があればそのまま中に入って見学できてしまう、なんとも言えないわくわく感。家の中に入ると、キッチンやリビング、寝室など、家具も含めて忠実に再現されていて、日常がそこにあるかのようです。
手作業で刺繍を施す女性の姿も
ある家には、刺繍の作業をしている女性の姿も。実際に人がいると臨場感が高まります。男性の民族衣装に装着するためのサスペンダーのような2本の帯状の留め具に、一針ずつ丁寧に刺繍を施していましたよ。
紙に書かれたデザインに沿って美しい柄が落とし込まれ、糸の色を変えながら繊細な刺繍が完成していきます。ちなみに、この2本の帯状のサスペンダーすべてに刺繍するのに、70時間も要するのだそうです。
陶芸家の家に潜入
敷地内には、陶芸家が昔ながらの方法で陶器を作っている小さな家もあります。この時は足踏みの轆轤(ろくろ)を回しながら、実際に成形している姿も見学できました。カタンカタンと一定のリズムを奏でる轆轤の音が、なんとも心地よい雰囲気でした。
この土地ならではのお土産も
この家の中には陶芸品がたくさん並んでいて、販売もされているんです。マグカップやお皿、ボウル、小さなポット、バタートレーなどのキッチン用品から、花瓶やガーデン用のデコレーションなど、可愛い陶器の製品がたくさん!
どこか懐かしさを感じさせる絶妙な厚みと手作りの温もりがいい感じです。ここでしか手に入らない、思い出の品がゲットできそう。
陶器を製造する家のほかにも、この地方ならでは工芸品やグッズを扱うショップも博物館の入り口にあります。
工芸品のワークショップも実施
こちらの博物館では陶器の絵付けや、レースや刺繍などの工芸品の手作り体験のほか、ビール工場の見学やパン作り体験など、さまざまなワークショップが日によって開催されています。体験もできると、旅の思い出がいっそう深まりそうですね。
[all photos by minacono]
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[参照]
・Freilichtmuseum Glentleiten(英語): https://www.glentleiten.de/?La=2
取材協力:ドイツ観光局
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