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【12月ベストシーズンの国内旅行先】椿・牡丹・ポインセチアなど12月の今しか見られない季節の花園5選

TABIZINE 2022年12月14日 12時0分

この連載では、毎月、その月にベストシーズンを迎えるおすすめの国内旅行先をピックアップしていきます。12月第2週は、そのときにしか見られない季節ものに注目! 早咲きの椿が見られる埼玉県の「国営武蔵丘陵森林公園」、チューリップが冬に咲く千葉県の「ふなばしアンデルセン公園」、300万本の水仙が絶景を彩る静岡県の「爪木崎」、鮮やかなポインセチアの温室がある「京都府立植物園」、冬牡丹がライトアップされる島根県の「由志園」を紹介します。


早咲きの椿が開花「国営武蔵丘陵森林公園」【埼玉県】
埼玉県・滑川町の国営武蔵丘陵森林公園は、304haの広大な丘陵地に整備された、日本初の国営公園。雑木林を中心に、池沼、湿地、草地などが広がり、さまざまな動植物を観察できる場所となっています。


紅太神楽 写真提供:国営武蔵丘陵森林公園

こちらでは、2022年3月に日本植物園協会のナショナルコレクションに登録された「ツバキコレクション」を見ることができます。登録されたのは、江戸椿128品種と江戸椿以外で森林公園にある貴重なコレクション18品種の合計146品種。


紅唐子 写真提供:国営武蔵丘陵森林公園

ナショナルコレクションに登録されたものを含め、全体で約500品種の椿は、椿園のほか、植物園第二苗圃、植物園花木園で見ることができます。12月は早咲きの椿が開花。最盛期の3月下旬~4月上旬ごろまで、さまざまな種類の椿を楽しめます。

国営武蔵丘陵森林公園
住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920
電話:0493-57-2111
開園時間:9:30~16:00(12月~2月)、9:30~17:00(3月~10月)
休園日:6月1日~7月20日・12月・1月4日~2月末日までの月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月31日・1月1日)、1月第3月曜日~金曜日
入園料:大人450円、65歳以上210円、中学生以下無料
公式サイト:https://www.shinrinkoen.jp/


冬に咲くアイスチューリップ「ふなばしアンデルセン公園」【千葉県】

©(公社)千葉県観光物産協会

千葉県船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」は、敷地面積約36.7haの園内に、フィールドアスレチックや子ども美術館も備える総合公園。世界的な童話作家H.C.アンデルセンが活躍した1800年代のデンマークの田園風景を、デンマーク・オーデンセ市の全面的な協力によって再現。デンマークの職人によって組み立てられた粉ひき風車は公園のシンボルとなっています。


Shutterstock.com

季節を問わず楽しめる草花は、常時約150種類10万株にのぼり、冬には、春に咲く花のイメージがあるチューリップ「アイスチューリップ」が咲き誇ります。夏に南半球から輸入された球根を冷蔵保管し、秋に外へ植え替えると、気温の変化を春の訪れと勘違いして花を咲かせ、1カ月ほど美しい花が続くそうです。

ふなばしアンデルセン公園
住所:千葉県船橋市金堀町525
電話:047-457-6627
開園時間:9:30〜16:00 ※時期によっては17:00まで
休園日:月曜日(12月26日、1月2日は開園)、年末年始(12月29日~1月1日)
入園料:一般900円、高校生(生徒証を提示)600円、小・中学生200円、幼児(4歳以上)100円
公式サイト:https://www.park-funabashi.or.jp/and/


海辺の絶景に300万本の水仙「爪木崎」【静岡県】

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静岡県下田市の須崎半島東南端の景勝地「爪木崎」は、白亜の灯台が立ち、「俵磯」の柱状節理などのジオスポットもある人気の観光スポットです。野水仙の群生地があり、ピーク時には300万本もの水仙が咲き誇ります。満開の場所や遅咲きの場所があり、長期間楽しめるのも魅力。


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例年の最盛期は1月ですが、2022年12月20日(火)〜2023年1月31日(火)には「水仙まつり」を開催。期間中は、池之段煮味噌鍋(いけんだにみそなべ)のサービスやフォトコンテストいったイベントも予定されています。水仙の甘い香りに、ひと足早い春の訪れを感じてみては。

爪木崎
住所:静岡県下田市須崎
電話:0558-22-1531(下田市観光協会)
公式サイト:下田市観光協会 https://www.shimoda-city.info/suisen


クリスマス気分が盛り上がるポインセチア「京都府立植物園」【京都府】

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京都市の「京都府立植物園」は、総面積24万平方メートルの園内で四季折々の花や木、約1万2,000種類を観賞できる植物園。観覧温室は日本最大級で、約4,500種類もの植物が展示されています。

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12月はクリスマスカラーが鮮やかなポインセチアが楽しめます。2022年12月1日(木)〜25日(日)は観覧温室(特別展示室・ジャングル室)にて「ポインセチア展」を開催。原種や古品種、近縁種も合わせて約100品種、700鉢が展示されており、優美になった現在の品種との違いや変遷を観賞できます。特別展示室では「クリスマス飾り」を展示。ポインセチアを眺めながら、クリスマス気分が高まりそうですね。

京都府立植物園
住所:京都府京都市左京区下鴨半木町
電話:075-701-0141
開園時間:9:00〜17:00(入園は16:00まで)
観覧温室開室時間:10:00〜16:00(入室は15:30まで)
休園日:12月28日から1月4日まで
入園料:一般200円、高校生150円
公式サイト:https://www.pref.kyoto.jp/plant/


冬牡丹のライトアップ「由志園」【島根県】

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島根県の大根島にある「由志園」は、牡丹の花と高麗人参で有名な日本庭園です。出雲地方の風景を再現した面積約1万坪の池泉回遊式庭園には、牡丹をはじめとしたさまざまな草花が四季折々に咲き誇ります。一年中、牡丹の花が見られるのが魅力ですが、雪が降れば、霜除けの薦(こも)をかぶった寒牡丹も見ることができます。


写真提供:公益社団法人 島根県観光連盟

2022年12月3日(土)~26日(月)の期間は、「デニス・クネープケンスが装飾するクリスマス2022」を開催。オランダの若きフラワーデザイナー、デニス・クネープケンスの手によって、島根の植物が洗練されたクリスマスオブジェになって展示されます。また、12月1日(木)〜26日(月)にはクリスマスイルミネーションも開催され、冬咲きの牡丹がライトアップされます。

由志園
住所:島根県松江市八束町波入1260-2
電話:0852-76-2255
営業時間:10:00~20:30(最終受付 閉園30分前)
入園料:一般1,000円、小中高生500円
※8月、10月、11月、12月、1月の夜間ライトアップ期間は開園時間を延長
(休園日:12/30・31)
公式サイト:https://www.yuushien.com/


12月にベストシーズンを迎えるおすすめの国内旅行先を5カ所紹介しました。旅行の予定を立てる際の参考にしてみてくださいね。

※2022年12月13日時点の情報です。イベントの内容は変更になることもあります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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