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【京都】東本願寺の庭園・渉成園の魅力を知るイベント「渉る、到る処に‐庭師が誘う冬の庭‐」開催中!

TABIZINE 2023年1月12日 12時30分

東本願寺の飛地境内地「名勝 渉成園」では、お庭を深く楽しめるイベント「渉る、到る処に―庭師が誘う冬の庭―」が2023年1月9日(月・祝)~29日(日)の期間中に開催されています。当イベントは御用庭師によるもので、園内各所に設置された「見処CUBE」を探して庭園散策を楽しむ「見処QR散策」や、他の企画も盛りだくさんの内容。詳しく紹介していきます。

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名勝 渉成園とは?

東本願寺の飛地境内地の庭園。1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光から当地(約1万坪)が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がされました。庭園には、四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「渉成園十三景」と称されています。1936(昭和11)年には、文人趣味にあふれる仏寺庭園として、国の名勝に指定されています。

御用庭師による名勝 渉成園でお庭を楽しむイベントを開催
お庭を深く楽しめるイベント「渉る、到る処に―庭師が誘う冬の庭―」では、園内各所に設置された「見処CUBE」を探して庭園散策を楽しむ「見処QR散策」のほか、庭師の技を間近で見れる「松の葉透かし剪定実演」や『渉成園記』の著者「頼山陽」の生誕日にあわせて開催する「煎茶講座」、「渉成園喫茶去」など、興味深いものが盛りだくさんです。

通常は非公開の書院「臨池亭」「滴翠軒」で休憩できる日もありますよ。日々、お手入れを行っている御用庭師だからこそ伝えられる名勝庭園の魅力を堪能できるイベントとなっています。

「渉る、到る処に―庭師が誘う冬の庭―」
開催期間:2023年1月9日(月祝)~29日(日)
会場:東本願寺飛地境内地「名勝 渉成園」
主催・企画制作:植彌加藤造園株式会社(https://ueyakato.jp/)
協力:おひがしさん門前未来プロジェクト(https://www.monzen.serd.jp/mirai-project)
特設サイト: https://shizenbunka.com/shoseien/
※モニター企画につき参加無料/渉成園参観料(庭園維持寄付金)は必要

到る処に景を見る―見処QR散策―
「渉成園」の名前は、中国の詩人陶淵明の「帰去来辞」の一節「園日渉而以成趣」(園、日に渉って以って趣を成す)よりとられたものです。日ごと、季節ごとに、時代を越えてその美しさが続くように。海を越えて、多くの人々に愛されるお庭であって欲しい。そんな願いを込めながら、植彌加藤造園の庭師によって日々お手入れが行われているのです。

見処は、「ここで景色を見てください」という庭師からのメッセージ。庭師が園内に設置した『見処CUBE』に二次元コードがついているので、庭園を散策しながら、見処を見つけてみてください。二次元コードを読み取れば、庭師からのメッセージが表示されます。

見処QR散策
開催期間:2023年1月9日(月祝)~29日(日)9時~16時 ※最終入園15時半
場所:名勝 渉成園全域
参加費:無料 ※要渉成園参観料(庭園維持寄付金)
予約:不要  

到る処に技を視る―松の葉透かし実演会―

園内では、さまざまな場所で庭師の技を見ることができます。今回は、京都のお庭の冬定番のお手入れ「松の葉透かし」を見学できる機会が設けられました。名勝庭園を育む、京都の庭師の伝統の技が楽しめます。法被姿で松に上る庭師の姿や、庭師による庭園解説もあわせてお楽しみください。

通常非公開の「臨池亭・滴翠軒」も特別に開放されますので、暖かい部屋からお庭を眺めながら休憩できます。

松の葉透かし実演会
開催日時:2023年1月9日(祝)10日(火)9時~15時半 ※雨天開催
開催場所:名勝 渉成園 印月池湖畔の松林および臨池亭・滴翠軒周辺
参加費:無料 ※渉成園参観料(庭園維持寄付金)必要
予約:不要
※部屋の利用は人数・時間制限をかける場合があります

到る処に茶を煮る―特別講座『頼山陽と煎茶』―

滴翠軒室内(通常非公開)

渉成園は江戸初期に作庭された文人趣味のお庭。園内には文人好みの煎茶的な趣向が凝らされています。今回は、『渉成園記』を記した文人「頼山陽」の生誕日に合わせ、『頼山陽と煎茶』の著者 島村 幸忠氏による講座が開講されます。

また、通常非公開の滴翠軒の見学や御用庭師によるお庭の案内も行われます。

特別講座『頼山陽と煎茶』
開催日時:2023年1月21日(土) 13時半~15時半
開催場所:名勝 渉成園「滴翠軒」
参加費:無料
※要渉成園参観料(庭園維持寄付金)
※モニター企画のため、アンケートに協力をお願いします
定員:15名 ※要予約
詳細はこちら
講師:島村 幸忠氏
煎茶家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は美学および日本文化論。著書に『頼山陽と煎茶』(有限会社笠間書院、2022年)がある。また、『江戸時代京都名所事典』(有限会社笠間書院)が2023年2月に刊行予定。現在、早稲田大学、京都芸術大学、岡山大学、桜美林大学非常勤講師。

到る処に茶を煮る―渉成園 喫茶去―

臨池亭室内(通常非公開)

通常非公開の「臨池亭」が特別に開放され見学できます。

渉成園 喫茶去
開催日時:2023年1月21日(土)22日(日)10時~15時半
場所:名勝 渉成園「臨池亭」
参加費:無料 ※要渉成園参観料(庭園維持寄付金)
予約:不要
※部屋の利用は人数・時間の制限をかける場合があります


臨池亭(手前)と滴翠軒(奥)

渉成園
住所:京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
アクセス:JR京都駅より徒歩10分、地下鉄・五条駅より徒歩7分、市バス・烏丸七条より徒歩5分
公式HP:https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/shoseien/

 
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