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【ケガの応急処置】乾かすのは NG!レジャー前に知っておきたい正しい知識

TABIZINE 2023年7月7日 7時30分

野外でのレジャーが増えるこの季節。残念ながら、思いがけないケガも多くなりがちです。しかし、万が一ケガをしても正しい知識と準備ができていれば、こんなに心強いことはありません。ということで今回、ニチバン株式会社が開催する「専門医が教える‟令和”の正しいケガの応急処置セミナー」に参加してきました。‟令和”ということは最新版のはず。いったい、これまでとはどう違うのでしょうか?

 
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ケガをした!そんなときはどう処置してる?

©️Shutterstock.com

例えば、腕をすりむいてしまい出血しているとします。そんなとき、どのように処置しますか? ほとんどの人が、土などの汚れがあった場合のみ軽く水で洗い、すぐに消毒液をつけて創膏を貼って終わり……というような流れになると思います。

消毒液の量は多ければ多いほど安心だし、フーフーと息を吹きかけながら、1秒でも早く傷口を乾かしたい! そう思っていませんでしたか? 実は、これはもう古いやり方。令和の正しいケガの応急処置とは、ズバリ「モイストヒーリング」です。

モイストヒーリングってなに?

塙小児科医院院長 塙佳生医師

この「モイストヒーリング」とは、かさぶたを作らずに、患部を湿ったままで密封するという治療方法です。傷口から出てくる透明な液体は、細胞の成長や再生を促す成分が含まれているそうで、この液体を傷口にそのままとどめることで、人間が本来持っている自然治癒力を引き出してくれるのだとか。

モイストヒーリングで治療した際のメリットは、

傷が早く治る
傷跡が残りにくい
感染症の心配が少ない
痛みが少ない

と、うれしいことづくめ。これなら、もし野外でのレジャー中にケガをしてしまっても、あまり気を取られずに済みますよね。

さらに衝撃なのは、傷口の殺菌を最小限に抑えることを推奨しているのだとか! つまり「モイストヒーリング」という治療において、消毒液の使用は全く重要視されていないのです。その理由は、皮膚再生に必要な細胞増殖因子の働きを阻害したり、傷口の細胞を殺したりしてしまう恐れがあるから。

「すぐに消毒」「傷は乾かす」と思っていた時代の人間にとって、衝撃的な治療方法です。

自分でもできる初期ケア!

©️Shutterstock.com

では、実際にケアするにはどうしたらいいのでしょうか? 「患部を湿ったままで密封する」の説明がいまいちピンときませんが、実はとても簡単でした。市販の救急絆創膏を活用するだけなのです!

【自分で治すモイストヒーリング】

1.まずは、水道水で傷口をよく洗い流す
⇒傷口に異物や最近が残っていると感染の原因となるので、とにかく洗浄。

2.傷口をおさえて止血する
⇒まだ出血が続く場合は、清潔なタオルやティッシュペーパーで傷口を抑えて止血。やけどの場合は、氷水などでしっかりと冷やす。

3.救急絆創膏で傷口を保護する
⇒この際に、救急絆創膏の選び方が非常に重要になります。ぴったりと密封して傷口の乾燥を防ぐ必要があるので、体液を保持する素材の絆創膏を選ぶ。

※傷口に異物(砂や土、ガラス、衣類の繊維など)が深く入り込んでいる、2~3分たっても血が止まらない、動物に咬まれたなどは、家庭でケアできないことがあります。自分で処置せず、すぐに病院に行くことをおすすめします。

どんな絆創膏がいいの?

「モイストヒーリング」のやり方自体は、とてもシンプルですが、世の中にはさまざまな絆創膏があり、どれを選んだらいいのか悩みますよね。今回、ニチバン商品の中から、モイストヒーリング治療に最適な商品を教えていただきました。それが「ケアリーヴ™治す力™」です。

ハイドロコロイド素材のモイストパッド™が、体液を吸収して保持します。体液が出るとポコッと白くふくらみ、この状態がひとつの目安。キズを治すのにベストな潤い環境を保っているということです。水にも強く体の動きにしっかりフィット。通気性もよいため、白くふやけにくく、健康な肌に余計なストレスをかけることもありません。

水仕事が多い人や、ケガしている場所を目立たせたくない人には、テープ部分に防水フィルムを使用した「ケアリーヴ™治す力™」の防水タイプがおすすめです。食器を洗っていたらスルッと取れてしまった……なんていう小さなモヤモヤともおさらば! 使い勝手がよく、キズが早くきれいに治るというのは、やはりとてもうれしいことですよね。

レジャーの際にはお忘れなく

©️Shutterstock.com

夏のレジャーに出かける際には、「ケアリーヴ™治す力™」のような絆創膏を持参していれば安心ですが、もうひとつ持ち歩いてほしいのが「お水」。熱中症対策として飲むのはもちろん、万が一ケガをしたときには、傷口を洗い流すこともできるからです。

「消毒をして乾かす」が常識だった時代を生きてきた筆者は、幼少期にできた膝の傷がいまだに残っています。処置が違えばこの傷はなかったかもしれないと思うと、この違いは大きなものと感じます。

半袖や半ズボンなど、薄着になると予期せぬケガも多くなる夏。楽しい思い出をケガになんか邪魔されぬよう、万が一のときには「モイストヒーリング」を思い出し、ぜひとも実践してみてください。


ケアリーヴ™治す力™:https://www.careleaves.com/naosu/
ケアリーヴ™治す力™ 防水タイプ:https://www.careleaves.com/naosuwp/
ニチバン「ケアリーヴ」公式サイト:https://www.careleaves.com/

[Photos by Koume]

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