Infoseek 楽天

【岡山県「森の芸術祭」21美プール作者の新作も!】特製パフェ・聖地巡礼など見どころチェック|2024年秋

TABIZINE 2024年7月28日 20時0分

日本の各地で開催され、現代アートを楽しめるアートプロジェクト国際芸術祭。2022年に海側で開催された「瀬戸内国際芸術祭」に続き、2024年秋には、岡山県北部の山を舞台に「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が開催されることになりました。会場となる土地のよさを生かし、蜷川実花さんや森山未來さんなど世界で活躍する有名アーティストたちがアート作品を展示するプロジェクトです。開催前に、芸術祭の見どころ、開催期間中のアクセス、ご当地グルメまで、開催前にチェックしておきたい情報を紹介します!

(画像:岡山県観光ガイド「おかやまハレ旅」)

岡山県北部で秋のアートイベント

2024年9月28日(土)〜2024年11月24日(日)に開催される国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山(以下、森の芸術祭)」。国内外から幅広いジャンルのクリエイターを迎え、アートと一緒に観光や食を楽しみながら、県北を楽しめるプロジェクトを展開します。

岡山県北部の12市町村「津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、⻄粟倉村、久米南町、美咲町」が舞台で、日本の現代アート「金沢21世紀美術館」の⻑谷川祐子館長がアートディレクターを務めています。



県北エリアは、中国山地を水源とする三大河川(吉井川・旭川・高梁川)の上流域なので自然豊か。水運の拠点として栄えた歴史があり、宿場町や城下町、優れた泉質の美作三湯(湯郷温泉・奥津温泉・湯原温泉)など観光地もあります。モモやブドウなど日本有数の果物の産地で、フルーツを使ったパフェやワイン、蒜山高原のジャージー牛乳など食も豊富な地域です。

芸術祭が始まる前に、2024年7月に都内では「晴れの国おかやま観光プレゼンテーション2024」が開かれました。芸術祭の内容や見どころ、観光スポット、食について紹介された内容をまとめてみました!

5市町に設置されるアート作品


(画像:西日本旅客鉄道株式会社「こころハレたび岡山」ガイドブックより)

メインとなるアート作品には、アーティストや音楽家、ダンサー、建築家、デザイナーなど、国内外から13ヵ国・39組・40名のアーティストが参加しています。

国外アーティストは、アンリ・サラ、キムスージャ、リクリット・ティラヴァニなど18名。

国内アーティストは、坂本龍一+高谷史郎、森山未來、川内倫子、蜷川実花、妹島和世、立石従寛、片桐功敦、AKI INOMATA、上田義彦、磯崎新、東勝吉、東山詩織、川島秀明、森夕香、八木夕菜、染谷悠子、そして、地元・岡山の、太田三郎、杉浦慶侘、江見正暢、加藤萌、甲田千晴の22名。


(画像:西日本旅客鉄道株式会社「こころハレたび岡山」ガイドブックより)

アート作品は「奈義町、津山市、鏡野市、真庭市、新見市」の5市町で展示されます。

津山城がある城下町「津山市エリア」では、城西浪漫館や衆楽園など全9ヵ所に、太田三郎やビアンカ・ボンディなどの作品を展示。

中国山地の山々に囲まれた「奈義町エリア」では、「坂本龍一+高谷史郎」の日本初公開のアート作品、金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」で有名なレアンドロ・エルリッヒの新作のプール、奈義町現代美術館の設計者で世界的建築家の磯崎新の作品が注目されています。

また、町に長期滞在した俳優でダンサーの森山未來さんは、江戸時代から伝わる伝統芸能「横仙歌舞伎」を体験し、オープニングパフォーマンスも務めます。

複数の鍾乳洞が点在する「新見市エリア」では、鍾乳洞を舞台に蜷川実花やアンリ・サラの世界観が広がり、奥津渓や井倉洞など自然豊かな地「鏡野市エリア」、蒜山高原や湯原温泉などの観光地でもある「真庭市エリア」では、既存の自然や建造物、街並みを生かして非日常の特別な体験ができます。


鑑賞にはチケットが必要
・全ての会場に入場可能「鑑賞パスポート」(一般/前売り2,500円、当日3,000円)
・会場ごとに購入し入場可能「単館鑑賞券」(一般/無料施設は700円)・「単館鑑賞券(施設入場券)」(有料施設は施設入場料)


森の芸術祭 特製パフェ登場

鑑賞のアート体験だけでなく、スイーツでもアートを感じられます!


(画像:西日本旅客鉄道株式会社「こころハレたび岡山」ガイドブックより)

美咲町出身の鈴鹿成年さんが開発された「森の芸術祭 特製パフェ」がスペシャル登場! ピオーネ、シャインマスカット、和梨、栗、柚子などがアーティスティックに構築された3種のパフェ。

「THE HILLS HOUSE TSUYAMA」や「ホテルグランヴィア岡山」など、開催エリアの複数のカフェで販売予定。“食すアート”として、とても気になります!

フルーツもワインも推し活も!県内観光も見逃せない



そんな「森の芸術祭」と一緒に、岡山県全体を盛り上げる「おかやまハレいろキャンペーン2024」も、2024年9月1日(日)〜2024年11月30日(土)まで開催します。期間中は、食、歴史ロマン、夜のイベントなど、朝から夜まで様々に楽しめる内容に。その中で、気になる一部を紹介します!

ワイナリーツアー



温暖な気候で日本一のフルーツ大国である岡山の自慢は、なんと言っても「ブドウ」。

マスカット・オブ・アレキサンドリア、シャインマスカット、ピオーネなど高品質のブドウを栽培する「林ぶどう研究所」では、100種類以上のブドウの食べ比べができるツアーやシャインマスカット狩りと食べ放題が楽しめるツアーを開催。


「ひるぜんワイナリー」や「ふなおワイナリー」など岡山県内のワイナリーを見学し、収穫・試飲を通して、岡山県産ワインの魅力に触れるツアーも開催します。外国人観光客を中心にワイナリーの見学観光も増えてきているそうです。

フルーツスイーツ巡り



季節のフルーツをたっぷりのせた「フルーツパフェ」も岡山のグルメのひとつ。県内のホテルやカフェなどでフルーツを使ったパフェやスイーツ、果物の食べ比べをしてもいいですね!

アニメやドラマの聖地巡り



2021年度NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』など、ドラマや映画のロケ地にもなることも多い岡山県。推し活で周遊するのもありですね!


(画像:西日本旅客鉄道株式会社「こころハレたび岡山」ガイドブックより)


岡山県の聖地巡り



『刀剣乱舞 ONLINE』
「備前長船刀剣博物館」では、上杉謙信の愛刀の国宝「太刀 無銘一文字(山鳥毛)」特別公開を記念し、『刀剣乱舞 ONLINE』の刀剣男士「山鳥毛」の等身大パネルの展示やグッズも販売されます(2024年8月24日〜2024年9月23日)。
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
平尾アウリの漫画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の複製原画展(2024年10月26日〜2024年11月4日)
『八つ墓村』『犬神家の一族』
横溝正史の長編推理小説『八つ墓村』『犬神家の一族』といった横溝正史や金田一耕助の世界観を体感するスタンプラリーも行われます(2024年10月2日〜2024年12月22日)



列車の臨時便・オフィシャルツアーバスも運行

列車の増便・増設
芸術祭を開催するにあたり、津山線(岡山駅〜津山駅)の快速「森の芸術祭ライナー」は早朝から増便し、快速「ことぶき」も増結したりと、岡山駅や津山駅からの交通も増便・増結して充実しています。


(画像:西日本旅客鉄道株式会社「西Naviプラス」より)

今春に新型車両を導入した伯備線(岡山駅〜新見駅)特急「やくも」、姫新線(津山駅〜新見駅)快速「ハレのモリ」も新型電気式気動車として初運転することに。



さらに、通常は山口県の山陰線を運行している「〇〇のはなし」が伯備線(岡山駅~新見駅/各日1往復)も期間限定で運行します。

観光列車・高級な特別列車

期間限定の津山線(岡山駅〜津山駅/土日祝限定各日1往復)観光列車「SAKU 美 SAKU 楽」は岡山ならではの特製弁当やスイーツ付きで、現代アート作家の作品も展示している高級感ある特別な列車「ラ・マルやまなみ」伯備線(岡山駅~新見駅/各日1往復)も運行。ちょっとリッチなアート巡りができますね。

広域を巡るオフィシャルバスツアー

広域なエリアにある会場を、効率よく周れるようにオフィシャルツアーバス「森の誘惑」も運行します。

「ヒストリーコース」(津山・奈義エリア)、「ネイチャーコース」(新見・真庭・鏡野エリア)の2コースで、それぞれ岡山駅発着・津山駅発着を選べます。1日目に岡山駅発のコースに参加すると、1日目に津山駅で下車・宿泊し、2日目に津山駅発着のコースに参加して効率よく巡れます!


オフィシャルツアーバス「森の誘惑」(事前予約制)
催行期間:2024年9月28日(土)〜2024年11月24日(日)
運行日:土日祝(9月・10月)/ 金土日祝(11月)
✳最少催行人数:10名(10人に満たない場合は運行なし)


・ヒストリーコース(津山・奈義エリア)
岡山駅発着/料金(昼食付):大人12,000円、子ども(小学生) 11,000円
津山駅発着 /料金(昼食付):大人10,000円、子ども(小学生)9,000円


・ネイチャーコース(新見・真庭・鏡野エリア)
岡山駅発着/料金(昼食付):大人12,000円、こども(小学生)11,000円
津山駅発着/料金(昼食付):大人10,000円、こども(小学生)9,000円


✳作品鑑賞料(作品鑑賞パスポート)は旅行代金に含まれません。
ツアー申込TEL:086-226-1515(平日10:00〜13:00/定休日:土日祝日)
公式サイト:https://friendspack.jp/forestartfest-okayama


5つの各エリアの会場と主要駅を結ぶバス

既存のバス・列車を自由に組み合わせて、津山駅から西エリアを効率的に巡れる「Art周遊バス」、5つの各エリアでは作品設置会場と主要駅を結ぶバスも運行する予定。詳細は公式SNSで発信予定なので、事前にチェックしておきましょう。



くまなく・たびにゃん公式Ⅹ:@Okayama_JR


岡山県産の美味チェック!

今回のプレゼンでは、岡山県産の食材を使ったお料理や飲み物、焼酎、調味料などの紹介もありました。最後にお土産にしたくなるご当地お菓子を少しご紹介!


ヤマブドウの果汁が入ったからだにやさしい炭酸飲料「風のシルフ」。炭酸のシュワシュワと一緒にワインのようにブドウといい香りが放たれます……!


プチお菓子には、せとうちのおいしいシリーズ「ほんのり甘く柔らかい作州黒」(右)や、昔から高瀬舟の形をした郷土菓子「高瀬舟羊羹」(左)を。


一口羊羹として創り上げました。甘さ控えめの一口羊羹で、表面の砂糖のシャリシャリ感がクセになる懐かしのお味。

ここでは登場しませんでしたが、蒜山高原のジャージー牛乳のソフトクリームやスイーツも必食ですね!

岡山のご当地キャラ知ってる?


ちなみに、プレゼンには岡山のご当地キャラ「ももっち」も遊びに来ていました。


ほかにも、 おかやまご当地キャラ「うらっち」(右)や、矢掛町の町の鳥「うぐいす」をモチーフにしたやかげ観光大使「やかっぴー」(左)のぬいぐるみも。


岡山の愛らしいキャラクターたちにも注目しつつ、アート・観光・食を満喫し、色々発見してほしいものです!


国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」
会期期間:2024年9月28日(土)~2024年11月24日(日)
開催エリア:岡山県内の12市町村 (津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、 久米南町、美咲町)
アート作品設置市町村 :津山市、新見市、真庭市、鏡野町、奈義町
公式サイト: https://forestartfest-okayama.jp
岡山観光WEB:https://www.okayama-kanko.jp/

[photos by kurisencho]
 
[tabizine_related ids="604505, 584975, 480636"]
 

この記事の関連ニュース