年に２〜３回、タイに短期滞在しているライターのカワノアユミです。タイには毎年、訪れていますが、短期滞在するならどの季節がよいのでしょうか。おすすめシーズンを解説します！
タイには大きく分けて３つの季節があります。１１月から２月の「乾季」、３月から５月の「暑季」、そして６月から１０月の「雨季」です。
これまで旅行で訪れることが多かったのは６月と１１月ですが、短期滞在となると１〜２ヶ月滞在することになるため、適したシーズンが少し異なります。
個人的におすすめのシーズンとイマイチな時期をご紹介します！
■タイ短期滞在におすすめのシーズンは？
１１月中旬～２月
バンコクやパタヤでは平均気温が２６度から２８度ともっとも過ごしやすく、ローイクラトンやカウントダウンなどのイベントも楽しめる１番好きなシーズンです。
特に２月は、日本は真冬なのでタイで過ごしたいところ。ただし、チェンマイなどの北部では平均気温が２０度前後と肌寒くなるので、この時期に行く場合は厚手の服を持参しましょう。
ちなみに日本の正月は連休ですが、タイの正月休みは１２月３１日と元旦のみです。デパートは営業していますが、夜遊びは盛り上がってないので一人で過ごす人には退屈かもしれません。
個人的には、正月明けから２月の卒業旅行シーズンが始まる前までは人も少なく、ゆっくりと過ごせます！
５月下旬～６月
一応、雨季に入るシーズンですが、１日のうち１時間ほどザーッと降って、その後は涼しくて過ごしやすいです。特に、この時期の前に訪れる暑季がとても暑いため、この涼しさはありがたい……。
旅行の場合は晴れの日を重視しがちですが、短期滞在なら曇りくらいがちょうどいいのかも。この時期は暑すぎないので、ビーチでのんびりしたり、遠出するにも最適です。
７月下旬～８月
このシーズンも雨季にあたりますが、晴天の日も多いです。タイでは７月から９月がオフシーズンなので、お盆を除けば航空券が安く、ホテルも空いていることが多いです。
ただし、天気が変わりやすいので雨雲レーダーは必須！ 私は３つの天気アプリを利用していますが、それぞれの予報が異なるほど、タイの天気予報は当たりにくいです（笑）。この時期に短期滞在するなら、レインコートと傘を持参しましょう。
■タイ短期滞在にイマイチなシーズンは？
４月～５月上旬
年間を通してもっとも暑いシーズンです。パタヤは海があるため多少過ごしやすいですが、近年の温暖化の影響もあり、バンコクでは３５度近く、体感温度は５０度近くにもなる危険な暑さが続きます。
今年は４月からバンコクに滞在しましたが、あまりの暑さに昼間の取材を断念したほど。また、ゴールデンウィークにタイを訪れた旅行者たちからも「昼間は一切出かけなかった」との声も……。
さらに、４月はタイの旧正月であるソンクラーン（水掛け祭り）が行われます。初めて訪れる方には楽しいイベントかもしれませんが、容赦なく水をかけられるため、スマホやパソコンが水没する危険性もあります。
ソンクラーンの連休中は在住日本人の多くは日本に帰国するか、「ソンクラーン期間中は家から一歩も出ない」という人もいます。交通渋滞や事故も発生するため、個人的には避けたいイベントです。
１０月～１１月前半
１０月はタイでもっとも降水量が多い月で、街中の至るところで洪水が発生します。近年、雨季が明けるのが遅れているようで、１１月上旬になっても大雨が降っていることもあります。
特にバンコクでは洪水が発生しやすく、洪水が起こると下水が溢れ出し、水道水やシャワーの水に泥水が混ざることもあります。そのため、衛生的にもあまりおすすめできないシーズンです。
■年間を通してタイで過ごしたいのは…
タイでは現在、日本人がノービザで滞在できる期間は６０日間です。
さらに、「１８０日ルール」というものがあり、外国人が年間１８０日を超えて滞在すると、居住者とみなされ、所得税を支払う義務が生じます。
そのため、短期滞在を計画する際は、できるだけ過ごしやすい時期を選びたいところ。個人的には１１月中旬から２月、そして５月から７月がベストだと思います。
滞在の時期は人それぞれの好みによりますが、ぜひ参考にしてみてくださいね！