どの年代にも愛され、美人ながらもコケティッシュさや男気も感じる女優、観月ありささん。結婚前から主婦役も多く、コメディからシリアスまで演じることのできる日本を代表する女優さんです。
連続主演記録をさらに更新！
実は彼女、15歳で主演した1992年の『ボクたちのドラマシリーズ 放課後』から2015年『出入禁止の女～事件記者クロガネ～』まで、最低でも一年に一度はドラマ主演をされています。19年目でギネスに登録されましたが、とうとう24年目になりました。今年は早くも目標をクリアしていますから、来年1月以降の主演作が気になりますね。
『放課後』は、実は本来放送される作品が間に合わず、急きょ作られたドラマでしたが、すでにモデルやバラエティーで「8頭身中学生」として話題だった観月さんの起用や過去のリメイクという事もあり、大変話題となりました。観月さんのブレイクでドラマの主人公たちが低年齢化し、その後の内田有紀さんなどのブレイクに繋がったといえるかもしれません。
連続出演記録は？
連続記録を持っているのは観月さんだけではありません。『ボクたちのドラマシリーズ 花より男子』の道明寺役でデビューした谷原章介さん。彼は2005年の『ごくせん 第2シリーズ』から2008年の『学校じゃ教えられない！』まで、連続で15クールもドラマ出演されています。今後の記録更新が期待されていましたが、バラエティー番組レギュラーを複数抱えている事もあり、連続記録はストップしてしまいました。さらに近年は主役クラスになってしまいましたので、同クール出演や連続クール出演は減るかもしれません。
ちなみに、現在までの最長記録は内藤剛志さんの1995年『味いちもんめ』から2001年『別れさせ屋』まで21クール28本。つまり内藤さんも7回は同クール内でかぶっている事になります。
朝ドラの記録
毎日毎日放送される朝ドラにも沢山の記録があります。一昨年末に俳優を引退し、電通に入社した森田直幸さんは、実は朝ドラ出演回数の記録を持っています。『ふたりっ子』『ほんまもん』『てるてる家族』『風のハルカ』『芋たこなんきん』『ちりとてちん』『てっぱん』と、立て続けに重要な役を演じられてきました。まだまだ記録を伸ばしてくれると思っていましたが、民放の主演オーディションに最終で落ちるなど、演技力には定評がありつつも主演作には恵まれませんでした。これから活躍と思っていたので、一視聴者としてはとても残念です・・・。
『風のハルカ』『てっぱん』などに出演し、『マッサン』でマッサンとエリーの娘、エマを演じた木南晴夏さんなどは、名脇役として今もっとも脂がのっていますし、いつか森田さんの記録を抜いてくれるかもしれません。
エマの少女時代を演じた優希美青さんも実は記録を持っています。石原さとみさんの持っていた「ホリプロデビュー1年で朝ドラ進出」を半年も更新し、『あまちゃん』でGMT一番人気の小野寺薫子として出演されました。今後、石原さとみさんのような朝ドラ主演もあるかもしれません。
映画の記録
日本映画において初めて“ヘアヌード”が出た映画は、鈴木砂羽さん主演の『愛の新世界』。SM女王が主人公でエロティックな前評判ながら爽やかさも感じる名画です。最近の作品では、朝ドラの友人役で話題の門脇麦さんが主演する『愛の渦』。性的なつながりだけを純粋（？）に求める女子大学生を見事に演じ切りました。本編123分中に着衣シーンは18分ちょっと。ほとんどが裸というすさまじい映画です。いわゆるピンク映画ではないジャンルとしては、記録に残る作品なのではないでしょうか？ピンク映画でも、もう少し服を着ているかもしれません・・・。
グラビアの記録
「芸能界の記録」はジャンルも多すぎて、まだまだお伝えしきれない話題がたくさんあります。長くほしのあきさんが「最高齢グラビアアイドル」でしたが、2008年（ほしのさん31歳時）に桜井美春さんが41歳でグラビアデビューし、記録を塗り替えました。今でも「41歳のグラビアデビュー」は記録として残っています。そして、その2年後、岡本夏生さんがグラビアにカムバック。44歳でグラビアを飾り、更に記録を更新しました。
記録はいつか誰かが更新し、それもまた更に更新されていくもの。それまでの流れや今後の新たな記録更新を考えるだけでワクワクしますよね。これからもどんどん素敵な新記録を目撃したいものです。
文／藤原ゆうこ