バラエティやドラマ、CMにたくさん出ているにも関わらず、なぜか女性に反感を買ってしまう女性タレント、結構多いかもしれません。
男性からは「やっかみじゃないか?」などと言われがちですが、美人でモテキャラでも、決して同性からやっかまれない女性タレントはたくさんいます。
そんな同性に人気の女性タレント、一体彼女たちにはどんな特徴があるのでしょうか?
ぶれない!筋の通った男らしさと自分を磨く女らしさのバランスが◎
芯の強い女性というのはいつの時代も人気です。凛とした男らしい美しさにはどの時代の女性も魅了されてきました。
1960~80年代の宝塚ブーム時には、日本中の女性が男装の麗人に夢中なりました。現在も男性以上に男性らしい彼女たちの姿には見惚れてしまいます。
美しく凛々しい女上司として、おしとやかな奥さまとして、時に恋する乙女として情熱的な演技を見せてくれたかと思えば、コメディエンヌとしてコミカルな表情も見せてくれる。そしてバラエティでも場の空気を読み、知識や考え方をしっかり主張する。
そんな宝塚出身の天海祐希さん、真矢ミキさんなど、包容力や知的さ、そして知らないことを「知らない」といえる素直さ、分からないことがあれば知ってステップアップしようとする向上心や、常に美しくあろうと努力を絶やさないところなど、その全てに憧れずにはいられません。
ズバズバと意見を言い、嫌いなことは嫌い、好きなことは好きと言える米倉涼子さんや、オタク的な知識から専門的な歴史知識を披露してくれる杏さんなども、女性が憧れる「知的で芯の通った女性」といえるでしょう。
サバサバしているようでありながらも、古風で健康的な料理が得意という、“女子力女優”の木村文乃さんなども、今後このジャンルで人気が出そうです。
正直で素直、そして頑張る姿が応援したくなる!
一方、女性らしい容姿や考え方、自分の言いたいことをしっかり言う女の子らしい魅力で人気なのはベッキーさんやローラさんではないでしょうか?
ズバズバと言いたいことを言っているようでありながらも、目上の人に対する態度は実は丁寧で、「悪いこと」は非難しますが、決して「その人」自身を非難することはありません。
女性好感度の高い女性タレントの代表格でもあるベッキーさん。曲がったことがあれば誰であってもしっかりと意見を言います。誰に対しても態度を変えない公平な姿勢と、人に意見を言う分、しっかりと頑張っている姿は、多少のやっかみこそあれど、やはり女性の好感度は高めといえるでしょう。
ローラさんも、タメ口で一見失礼に見えても、実は相手を尊敬し、バカにするような態度は決して見せません。語尾こそフランクですが、汚い言葉は使わずに基本的に丁寧ですし、モデルとしてもとてもストイックな姿が同性の支持を得ています。
“がんばる”といえば中川翔子さんもそうでしょう。「コミュ症で友達がいない」と公言していますが、自分の苦手分野や過去の恥部をカミングアウトしながらも、自分の好きなこと、やりたいことをつきつめて表現しています。同じ道を目指したい人や、考え方に共感した人に夢を与えてくれます。自分が傷ついてきた分、人を非難するような態度を取らないところも中川さんの魅力のひとつです。
透明感があり抜群のビジュアルなのに少年のような無邪気さを持つ、少年漫画が大好きなボーイッシュ女子、本田翼さんも最近女性に(もちろん男性にも)人気です。自分の好きなものをしっかり好きと言える素直さとスレてなさそうなイメージは、どうしても放っておけません。
もはや憧れるしかない!非の打ちどころのない美女
前出のローラさんや仲間由紀恵さん、綾瀬はるかさんなど、“誰が見ても美女”なタレントさん。
自分の持っていない物を持つ人をやっかむ(うらやむ)心は誰でもありますが、やっかむどころか「降参」してしまうほどの美女たちです。どの方も多少の“抜け感”はありますが、悪口を言う部分があまり見当たりません。その全てをチャームポイントに変えるほどの魅力にあふれています。
たとえば、男性にも女性にも人気の石原さとみさん。うるんだ瞳やぷっくらした唇。役どころも男を惑わすような役柄が多いです。
一見、同性からやっかまれ、ぶりっこの代名詞になりそうに見えがちですが、その小悪魔的な無邪気さや妖艶な雰囲気は、男を惑わすような役どころを演じても「石原さとみならしょうがない。だって魅力的だもん」と、女心をねじ伏せ、同性からの憧れに変えるパワーがあります。
『進撃の巨人』のハンジ役など、多少(?)ぶっこわれた役どころもしっかりこなす「仕事ができる女」であるところも、やっかみを通り越している理由の一つかもしれません。
同性に人気のある女性は、結果として男性からも人気があるもの。いかにして同性人気を高めるか。前述の女優、タレントさんの特徴をお手本にされてみてはいかがでしょうか?簡単に真似出来ないからこそ、憧れの存在ではあるのですが・・・。
文/藤原ゆうこ