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原作の魅力をドラマ化で倍増、リメイク版で磨きをかけて!?魅力的な日本のリメイクドラマ5選!

日本タレント名鑑 2017年10月30日 11時50分

長瀬智也さん主演の2017夏ドラマ『ごめん、愛してる』。こちらの作品は2004年に韓国で放送されたドラマ作品の日本リメイク版です。実は日本だけでなく、トルコやタイでもドラマ化されるほどの人気作。韓国では最高視聴率29.2%を記録した話題作で、その人気は社会現象にまで発展しました。

同作のように海外作品のリメイク版を日本で新たに制作するケースも多いのですが、一方で日本ドラマを改めてリメイクドラマとして制作するパターンも多々あります。

そもそもリメイクされるくらいですから、作品自体が名作である事は間違いありません。そこに今の時代に合った演出が加わり、リメイクドラマとしてさらに魅力を増して私たち視聴者に届けられるわけです。今回はそんな日本ドラマのリメイク作品にフォーカスを当て、魅力的な日本のリメイクドラマを5本ピックアップし、紹介させて頂きます。

白い巨塔(1967年、1978年、1990年、2003年)

原作は山崎豊子さんの長編小説で、2人の医師を中心に医学界の腐敗を鋭く追及し描いた傑作です。1966年に映画化され、その後1967年、1978年、1990年、2003年と、何度もリメイクされてきた名ドラマです。

中でも印象的なのは、1978年の田宮二郎さん主演の作品、そして2003年の唐沢寿明さん主演の2作品ではないでしょうか。個人的に(世代的に)、唐沢寿明さんと江口洋介さんの『白い巨塔』はとても鮮明に覚えています。実力主義の自信家と、正義感の強い人情派、まったく真逆なタイプの2人の医師の対立や友情を見事に描いた医療ドラマの傑作。毎回20%以上の視聴率を叩き出し、最終回の視聴率はなんと32.1%。記録にも記憶にも残る名作です。

黒革の手帖(1982年、1984年、1996年、2004年、2017年)

お次は、2017夏ドラマの中でも特に注目を集めた『黒革の手帖』。2時間ドラマも含めると、1982年、1984年、1996年、2004年、2017年と、何度もリメイクされ放送されています。

2004年の米倉涼子さん主演の同作のイメージが強かった同作。米倉さんの強い女性のイメージととてもマッチしていた役柄だっただけに、今期の武井咲さんがどう演じるのか非常に興味がありましたが、終わってみれば見事に悪女を演じきり、前作に負けない魅力的な作品に仕上げてくれました。機会があれば、山本陽子さん、大谷直子さん、浅野ゆう子さんの「原口元子」も観てみたいですね。

時をかける少女(1972年、1985年、1994年、2002年、2016年)

お次は筒井康隆さんのSF小説が原作、日本を代表する名作『時をかける少女』です。印象的にはやはり原田知世さん主演の映画がもっとも強いと思いますが、実はドラマとしても何度もリメイクされています。

ドラマとして最初に放送されたのは、1972年の『タイムトラベラー』『続 タイムトラベラー』としてNHKで放送された作品、その後も1985年に南野陽子さん主演の単発ドラマ、1994年に内田有紀さん主演での連ドラ、2002年に元モーニング娘。安倍なつみさん主演で単発ドラマ、そして2016年に黒島結菜さん主演でリメイクされました。特に2016年の作品では今までになかった挑戦的な演出も加えられ、新たな魅力が詰まった作品として生まれ変わっています。

GTO(1998年、2012年)

元暴走族「鬼塚英吉」の教師としての活躍を描いた学園ドラマ『GTO』。こちらは前述の3作品に比べ比較的新しめのリメイク作品です。原作は藤沢とおるさんによる同名の漫画作品。二人のヤンキーを描いた『湘南純愛組!』の続編にあたる作品になります。

同作が最初にドラマ化されたのは1998年。主人公の「鬼塚英吉」を反町隆史さん、そしてヒロインの「冬月あずさ」を松嶋菜々子さんが演じました。ちなみに同作での共演をきっかけにその後2人は結婚する事に。

そして、2012年にEXILE のAKIRAさん主演、ヒロイン瀧本美織さんのタッグによりリメイクされる事になります。こちらは特に生徒役が豪華。川口春奈さん、本田翼さん、西内まりやさん、新川優愛さんなど、今をときめく若手女優陣がずらりと顔を揃え、そのフレッシュな演技や可愛さで作品の魅力をさらに倍増させています。

花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~(2007年、2011年)

そして最後の5本目は、2007年に初回放送、2011年にリメイク版が放送された『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』。中条比紗也さんの人気漫画『花ざかりの君たちへ』を原作とするドラマ作品です。

2007年版では、堀北真希さん、小栗旬さん、生田斗真さんを中心に、水嶋ヒロさん、山本裕典さん、岡田将生さん、木村了さん、溝端淳平さん、石垣佑磨さん、城田優さんなどなど、とにかく当時の若手イケメン俳優勢ぞろいという豪華キャスティング。

一方、2011年版では、当時AKB48で不動のセンターとして活躍していた前田敦子さんが主役「芦屋瑞稀」を演じ、中村蒼さん、三浦翔平さんが前田さんを支えました。また、近隣校の聖ブロッサム女学院の生徒として、当時のAKB48メンバーが多数出演しているのも特徴です。ちなみに2007年版のブロッサム女学院も、岩佐真悠子さん、桐谷美玲さん、平愛梨さんとこちらも豪華さでは負けていません。

というわけで、日本ドラマの中から魅力的なリメイク作品を5本ピックアップしてみましたがいかがでしたでしょうか?名作と呼ばれるドラマ作品でも、世代によって思い出すキャストが違うのですから、なかなか興味深いです。親子ほど年が離れているにも関わらず、同じ作品について語りあえるのもリメイク作品の良いところではないでしょうか。

ここ数年で話題となった『逃げ恥』や『半沢直樹』なども、何十年後かに別キャストでリメイクされるなんて事があるのかもしれません。今は何より現キャストによる続編を期待していますが、遠い未来のリメイクもそれはそれで楽しみですね。

記事:猫狸犬虎

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