データインフラのWestern Digitalは、ポータブルSSD新製品4種をバーチャルで開催中のテック見本市CES 2021で発表した。
最大の目玉は各モデルの最大容量が4TBに引き上げられたことだ。片手に乗るほどのポータブル性はそのままに、多くのコンテンツを扱う機会が増えている現代社会のニーズに応えている。
超速でデータバックアップ4種のうち2つは傘下ブランドSanDiskのものだ。まずExtreme Proは読み込みと書き込みのスピードが2000MB/sと速いのが売り。膨大な量のデータのバックアップを取るなどの作業がスムーズに行える。こちらは容量1TB、2TB、4TBが用意され、価格は順に299.99ドル(約3万1000円)、499.99ドル(約5万2000円)、899.99ドル(約9万3000円)だ。
もう1つのSanDiskブランドのExtremeは読み込みスピードが1050MB/s、書き込みは1000MB/sとProよりも落ちるが、高さ2メートルのところから落としても衝撃に耐え、また防水・防塵規格IP55をクリアしているという堅牢さを備える。容量はこれまでの500GB、1TB、2TBに新たに4TBが加わった。4TBの価格は699.99ドル(約7万3000円)。
ゲーマー向けにも4TB一方、Western Digitalブランドでは既存のMy Passportシリーズに容量4TBを加えた。読み込み1050MB/s、書き込み1000MB/sで、コンテンツクリエイターやキュレイターが生産性を高めるのにうってつけとうたう。価格は679.99ドル(約7万1000円)。
最後にWD_BLACK P50ゲームドライブにも容量4TBが登場した。こちらはゲーマーのためのもので、スクリーンロードにかかる時間を減らすために読み込みスピードは2000MB/sとなっている。価格は749.99ドル(約7万8000円)。
いずれも手軽に持ち歩けるサイズで、高画質のビデオを存分に撮りたい、ゲームをスムーズに楽しみたいという人にとって強力なツールとなりそうだ。
Western Digital