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物置きシェアサービス「モノオク」、東京都の空き家を活用した実証実験へ

Techable 2021年1月19日 11時0分

物置きシェアリングサービス「モノオク」を運営するモノオク株式会社が、東京都の「東京都スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo)」に採択された。

同事業において、東京都内の空き家をモノオクの公式スペースとして運用し、空き家を収納スペースとして収益化するための実証実験を実施する見込みだ。

空き家を収益化するモデルを模索

「モノオク」は、収納スペースを探している人と空いたスペースを有効活用したい人をマッチングする個人間の物置きシェアサービス。2018年4月のサービス開始以降、登録ユーザー数は19,000人を突破している。

そんな「モノオク」が、東京都の空き家を収納スペースとして活用し、収益化のための適切な収支モデルや運用方法を検証するという。また、その結果を発表し、物置きシェアサービスの認知拡大を目指していくとのことだ。

近年の人口減少により増加しているという空き家は、社会課題のひとつでもある。同実験によって社会のデッドスペースとも言える空き家の有効活用法が見つかるかもしれない。そうなれば、既存の収納サービスが抱える立地や費用などの課題をクリアし、なおかつ簡単な手続きで利用できるサービスへと成長することも期待できるだろう。

「モノオク」について

「モノオク」のサービスを一度おさらいしてみよう。先述の通り、個人間の物置きシェアサービスで、利用フローのシンプルさが特徴のひとつだ。

荷物を預ける場合は、ユーザー登録をしてスペースを検索。気になるスペースを見つけたら、ホストに預けたい荷物の内容や利用期間を伝え、利用が確定すればホストから見積もりが届く。見積もりに問題がなければそのままWeb上で決済が可能となる。あとは、利用日に荷物を預け(自身もしくは配送業者が運搬)、利用終了日に荷物を引き取るだけだ。

なお2020年5月より、新事業としてオフィスを退去・縮小移転する際に生じる荷物の配送・保管・処分を一貫して引き受ける法人向けサポートサービス「カタヅクオフィス byモノオク」も提供中。

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