被写体を自動で探して撮影するカメラ「PowerShot PICK」が、クラウドファンディングサイト「Makuake」に登場した。キヤノンの光学技術や映像処理技術が盛り込まれた一台となっている。
シャッターチャンスを逃さない「PowerShot PICK」は人間の動きを認識し、人の多いエリアなどにカメラを向ける。そこで被写体を見つけると追尾を開始。独自アルゴリズムにより、顔の情報に基づいて画角を調整した後、表情や構図から"良いシーン"を判定して撮影を行う。
また、撮影方法を自動で判断するスマートさも持ち合わせており、動きがあるシーンはショートムービーに切り替えてくれるという。手ぶれ補正機構を内蔵しているため、動画撮影もスムーズだ。
撮影された写真や動画は、スマートフォンの専用アプリケーションにてチェック・共有できる。さらに、撮影データの中からおすすめを自動で選び出す機能も備えた。
家族の一員としてのガジェットに「PowerShot PICK」は音声入力にも対応。「Hello PICK」と呼んだ後に「写真撮って」「ビデオ撮って」と指示することで撮影を行う。また、「休んで」と言うと自動撮影を停止し、「他も見て」の指示で被写体を変更する。かわいらしいキャラクターのようなプロダクトデザインと相まって、使い続けるうちに愛着がわきそうだ。
Makuakeのプロジェクト終了日は4月28日。残り日数には余裕があるが、すでに目標金額を大幅に上回る出資を集めている。4万900円(税込)で、「PowerShot PICK」と急速充電器「Anker PowerPort III Nano」のセットが入手可能。
また、キヤノンのショールーム(品川・銀座・大阪)では製品の展示も実施される(銀座・大阪は2月1日から)。興味を持った方は、現地を訪れてみてはいかがだろうか。
Makuake
(文・早川あさひ)