Appleの最新iPhone 12ではマグネットでアクセサリーを背面に取り付けたり、ワイヤレスチャージャーに固定したりできるMagSafeが採用された。それに伴い、サードパーティーからMagSafe対応アクセサリーが続々と発売されている。
今回紹介するのはMagSafeを採用したモバイルバッテリー。香港のスタートアップが開発した「NitroCharge Pro」は出先でもiPhoneとバッテリーを一体化させてワイヤレス充電できる。
逆さにしても落ちないワイヤレス充電ができるモバイルバッテリーは昨今珍しくないが、NitroCharge ProはMagSafeに対応したのが特徴。NitroCharge Proの上にiPhone 12を載せてひっくり返しても落ちない。
これは、たとえば移動中にバッグの中で、あるいは運転中に充電する時、端末がバッテリーからずれて充電されていなかった、という事態を防ぐのに役立つ。
ワイヤレス充電の出力は10Wで、開発元によると1時間の充電でiPhone 12を85%充電できる。もちろん、MagSafeに対応していない端末のワイヤレス充電にも使える。そしてNitroCharge ProはUSB-CポートやUSB-Aポートも搭載していてケーブルでの充電にも対応する。
ラップトップ対応タイプもNitroCharge Proは容量1万mAhの「30 Pro」と容量2万6800mAhの「120 Pro」の2モデルがある。30 Proの方のUSB-Cポート出力は30W にとどまるが、120 Proの方は100Wある。
つまり120 Pro はMacBookなどラップトップなどの充電にも使える。しかも総出力は最大120Wなので、たとえばMacBookとiPhone 12、AirPodsを同時充電するということが可能だ。
NitroCharge Proそのものの充電が素早く行えるのも特徴で、1時間で30 Proは70%、120 Proは75%充電できる。
NitroCharge Proは現在クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達を展開中。記事執筆時点の出資額は30 Proが59ドル(約6200円)、120 Proが99ドル(約1万円)となっている。出資は2月27日まで受け付け、4月の配達が予定されている。
NitroCharge Pro/Indiegogo