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自分の走りを「データ化」。 カシオとアシックスがパーソナルコーチングサービスを始動

Techable 2021年2月2日 7時0分

健康のために走る一般ランナーにとって、自身の走り方をデータ化し、専門家の指導を受けるといった機会は多くないだろう。今後、この状況は大きく変わってくかもしれない。カシオとアシックスは、ランナー向けパーソナルコーチングサービス「Runmetrix(ランメトリックス)」の提供を開始した。

ユーザー独自のプログラムを作成

「Runmetrix」は、カシオ・アシックス両社の強みを生かしたアプリと端末で、ランナーの目的やレベルに合わせたパーソナルコーチングを実現。3月4日発売のモーションセンサー「CMT-S20R-AS」に加え、G-SHOCK「GSR-H1000AS」、そして先行リリース済のアプリを連携することで、初心者から上級者まで、コーチングサービスの利用が可能になるという。

GPSや9軸センサーを搭載したモーションセンサー「CMT-S20R-AS」を腰に装着して走ることで、走行距離やペース、ピッチ、ストライドに加えて、体幹の傾きや骨盤の回転、接地衝撃など、フォームに関する多種多様な指標を算出可能だ。これらの指標をもとに、アプリ上にて3Dフォーム分析や改善のためのアドバイスを提示し、目的に合わせた練習プランやストレッチ、筋力トレーニングからなる「からだづくりプログラム」を作成するという。

さらに、G-SHOCK「GSR-H1000AS」を活用すると、ランニング中にペースや距離、心拍などの情報も確認できる。モーションセンサーと連携することで、フォーム指標をリアルタイムで確認したり、フォームの乱れを検知して通知することも可能だ。

ランナーにとってわかりやすく

従来のアプリサービスは、距離・ペース・ピッチ・ストライドといった項目を測定するのが主流だった。一方で「Runmetrix」は、ランニングに関する20種類以上の指標を算出し、ランナーにとってわかりやすい項目に置き換えるのが特徴。それにより、ユーザーの「走りの特徴」を可視化し、改善点や練習プログラムなどを提案できるという。

今後両社では、ランニングのみならず健康領域にも拡大を進め、ウォーキングの新サービス「Walkmetrix(ウォークメトリックス)」の提供も予定しており、今年10月の導入を目指す。さらに、各自治体の健康的な街づくりをサポートするなど、スポーツ&ウェルネス社会の実現を目指した事業を積極的に進めていくという。

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