ノバルス株式会社は、アプリと連動する乾電池型IoTデバイス「MaBeee」を開発・提供中。そしてこのたび、「MaBeee」を改良しTVリモコンの「どのボタンをどのくらい押しているか」がわかる「MaBeee Neo(マビーネオ)」を開発した。
さまざまなモデルを展開中新モデル「MaBeee Neo」の前に、「MaBeee」について少し紹介しておこう。
「MaBeee」は、単3電池型のIoTデバイス。「MaBeee」のなかに市販の単4乾電池を入れ、単3電池で動くモノに装着するというものだ。スマートフォンアプリを活用し、電池の出力を制御することができる製品として、2015年にMakuakeでのプロジェクトを開始し、公開1時間で目標金額を達成している。
その後、おもちゃなどをスマートフォンでコントロールしたい人向けの「トイコントロールモデル」、見守り電池としての「モニタリングモデル」、教育用プログラミングツール「Scratch」と連携可能な「プログラミング教育モデル」、ビーコン端末として使える「ビーコンモデル」などのシリーズを展開。
なかでも「モニタリングモデル」は、テレビやエアコンのリモコン、トイレ洗浄の機器、寝室照明などに装着することで、専用アプリを通じて家族に機器の使用状況を共有することができるという「みまもり電池サービス」に活用されている。なお、同サービスには、アラート機能をはじめ、生活リズム機能、グループチャット機能などがあるとのこと。
より詳細なデータを取得そんな「MaBeee」に改良を重ねて開発されたのが新モデル「MaBeee Neo」。先述のモデルのなかでは「モニタリングモデル」に近いモデルといえるだろう。
「MaBeee Neo」は、TVリモコンに装着した電池電流の変化パターンと基準データのマッチングを行うことで「どのボタンをどのくらい押しているか」を検知することができる。
従来の「モニタリングモデル」では、家電製品の「使用有無」や「使用頻度」のモニタリングにとどまっていたが、「MaBeee Neo」では、マーケティングサービスや行動変化の検知サービスなどへ応用できる詳細なデータを取得することができるというわけだ。
同製品は、「みまもり電池サービス」へ機能追加や、新たな業務提携による新サービスの開発を積極的に行い、2022年の商用化を目指すとのこと。
PR TIMES