東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)とリンクス株式会社は、2021年3月4日~3月14日の期間、リンクスが開発した「旅行者向け駅構内ナビゲーションシステム」のモニター実証実験を東京駅構内にて実施する。
アプリ不要のシステム同実験では、東京駅構内の床面案内サイン上にQRコードを敷設。モニター自身のスマートフォンでこれを読み取り、目的地リストから選んだ目的地までの進む方向や距離をWeb上にて音声で案内する(歩行中は案内を一旦停止)。
実施場所は、丸の内北口からエキュート京葉ストリート付近を予定。丸の内北口から選んだ目的地に到着後、さらにナビゲーションを使い京葉線方面まで移動してもらい、有用性を調査するアンケートを実施するという流れだ。
なお、目的地リストには、改札内のトイレ・ロッカー・食事処・ATMなどや改札外のJRP引き換え場所が並ぶ。
進化するナビゲーション駅構内でのナビゲーションシステムといえば、2020年3月にリリースされた「Osaka Metro Group案内アプリ」や、同年11月に新宿駅で利用可能となった「PinnAR(ピナー)」などARを活用したものがちらほら登場している。
直感的なナビゲートが期待できるこれらのアプリだがインストールが必要。一方、今回検証されるシステムはWebブラウザ上でナビゲートしてくれるため、より手軽に利用できるのではないだろうか。
同システムは今後、複雑な駅であっても円滑に移動できるよう情報提供の充実を目指していくとのこと。
PR TIMES